ユーザーのため、自身のためにも作ったグルメアプリがヒット NiCOLA, inc. 吉村 光八さん

「最高の飲食体験」を実現するため、2017年の1月に株式会社NiCOLAを設立し、グルメアプリ「グルポケ」をリリース。飲食店を検索する際の「こういう機能があれば良いのになぁ」を解決できる最強サービスを作るべく、日々奮闘中の代表吉村さんにインタビュー。学生をしながら作ったアプリが週次で成長する人気アプリに?

 

NiCOLAの吉村さん。よろしくお願いします。

 

よろしくお願いします。

 

人物紹介:長堀
SEASIDEとTACHIAGEの代表を兼任。どちらの企業も急成長させるために限界を超えて動きまくる行動派社長

 

人物紹介:吉村さん
2017年の1月株式会社NiCOLAを立ち上げたフレッシュな学生起業家。「飲食店とお客様のつながりをテクノロジーの力で価値化する」をモットーに、エキサイティングなプロダクトを開発中。

 

ポケットで持ち歩けるグルメ情報誌を目指して

まず最初に、今されている事業内容、取り組みについて教えていただけますか。

 

お店のリストを貯めていくようなグルメアプリを作っています。よく行くお店等を毎回グルメアプリやグルメナビサイトで調べて電話する…といったやり取りがよくあったなーと思ってました。

 

ああ、そういったことよくあります。

 

一方でメモ帳アプリ等を使ってお店の管理の仕方をしている人もいるな、と。

 

よく行くお店をリストに貯めていったら、お店選びって簡単になるんです。
それをみんなで共有できるようなツールにしていきたいなぁと。

 

僕もグルメナビサイトをよく利用するんで、お店の評価もそうですけど、テーマも大事だと思うんです。

 

まさにそういったことです。いいお店の定義って人それぞれ違うと思うんですよね。例えば、大学生の20代にとっての良いお店って「安い」だったりして。

 

なるほど、確かにそうですね。

 

一方で、経営陣にとっての良いお店は「料理が美味しい」「雰囲気が良い」とか。良いお店の定義がそれぞれ違うなと思いました。現状、そういった認識の違いはユーザーサイドの課題だと思っています。

 

今後新しく追加する予定の機能があり、「年代」や「性別」など情報や各シチュエーションでお店を選びたり、簡単に選べるようにしたいです。

 

このアプリは始められて、どれぐらいですか?

 

もうそろそろ1年半ぐらいなんですけど。プロダクト自体をリリースしたのは今年の1月ですね。利用者は徐々に増えています。

 

お店選びの「こうできたら良いのにな」を解決したい。「みんなのためのアプリ」作りが始まる

なぜグルメ事業をされようと思ったのですか?

 

自分が使ったサービスで、「誰かの生活を変えたい」「より良くしたい」という思いは前からあったのです。ユーザーさんに喜んでもらえるっていうのは、やっぱり嬉しいことなんだなぁと思っていたので。

 

以前に島根で観光マップを製作したのですが、それを渡した時に喜んでもらえたり…と、そういうのも僕は楽しいなぁと思ってまして。そのあとに、ペコッターというグルメアプリのサービスで働いていたんですけど、ユーザーさんの声なんかがツイッターで流れてくるんですよ。これって結構嬉しいなぁと思いました。

 

そういった中で、かつ、「自分がユーザーになれるもの」ってなんだろうと考えたわけです。
そこで食とか服といった「自分に関係あるところ」しかないなと思いました。その中で「食」は生きて行く上では必須だし、自分も食べるの好きだし、かつマーケットも大きいし…。

 

というこの3つで「食の業界に何か課題はないかな」を探し始めて今に至るっています。

 

確かにグルメ業界に関して言えば、いろんな情報サイトあるじゃないですか。それってどの判断基準でお店を選んでいいかわからない。その原因はやっぱり、それぞれ価値観が違うからなんですよね。そういったものを集約できるアプリがあるといいなと思っていたんですよ。まさか、ここに(笑)

 

(笑)ありがとうございます。

 

サービスを作る上で、技術的な障壁等あると思うのですが。そういう取り組みをするときに不安とかなかったのですか?

 

「マネされる」のはあると思います。その中で、スタートアップが勝てるものは「意思決定のスピード感」かなと。

 

大企業だと資本力やエンジニアがたくさん居たり、一つのサービスに機能がたくさんついていたりと。でも機能はたくさんあるけど「ユーザーはどこに価値を感じているんだ?」とぼやけがちなところがあると思うんですね。

 

確かに全体の機能見たらこっちは負けてるでしょうけど、スタートアップだと一つに価値に対してフォーカスするので、「ここの機能だけ見たらこっちの方が使いやすいよね」という状況を作れば勝てるんじゃないかと。

 

「グルポケ」はリストのサービスなので、1回貯めちゃった後はずっと使ってもらえるみたいなサービスになるんじゃないかな、と思いました。

 

面白い…。

 

一人の学生の強い想いから始まったプロダクト

今おいくつですか?

 

僕24歳です。

 

つまり…学生さんですか?

 

学生です。

 

「学生さんで」っていう言い方失礼かもしれないんですけど、僕だったら大学生活を謳歌したい〜みたいな、飲み会とか(笑)気持ちがそっちに移ってしまいそうになるんですけど。

 

それでもやっぱり、やってみたいという想いと、「お客さんに喜ばれたい」「何かやってやろう!」っていう気持ちになるんですね。

 

プロダクトを作ってみたいというのは大学時代に働いてみて思ったことです。小学生ぐらいの時から社長になりたいって思ってました。クラスに一人ぐらい、小学校の卒業アルバムとかに「社長になりたい!」って書いてる人いたじゃないですか。僕はそういうタイプだったんですよね。

 

とにかく「何かやりたいな」と思っていて、そこからスタートアップで働いてみて、よりリアルな感じになりました。「ベンチャーってこういう感じで成り立ってるんだな」という肌感覚を得て。

 

期待のアプリ「グルポケ」は、今後どのような進化を遂げるのか

1年半やってみて、目先2〜3年っていうのは見えてるんですか?

 

僕の中でロードマップはひいてあります「どう達成していくのか」を常に軌道修正していきながら、実際に出してみます。そこで違いがあれば、細かくすり合わしていく感じです。すでに僕の中では2年後までは決めています。

 

なるほど。来年のインタビュー、すごく楽しみですね(笑)

 

その時は、よろしくお願いします。

 

今、ニコラっていう会社名で、グルポケとは分けてらっしゃるじゃないですか。何か分けてる理由があるんですか?

 

もともとサービスが出来る前に会社を作ったので、会社名が先についていました。そのあとにグルメサービスが決定したので、そこで今の「グルポケ」にたどり着きました。

 

リリースしてからユーザーの付き方はどうですか?

 

週次110%~130%の間ぐらいで毎週伸びているので、サービスとしては伸びてると思います。ただこのままではいつか頭打ちが来るな、というのは感覚的に理解しています。なので次の機能として「年代」や「性別」ごとに表示をまとめてユーザーさんに見せてあげたいです。

 

今どちらかというとユーザー集めをして、徐々にマネタイズにフォーカスしていくという感じなんですね。

 

ここ1年半ぐらいはユーザー集めにフォーカスしようと思っています。ユーザー基盤がないと飲食店の方々からしても「ユーザーいないのに、意味ないじゃん」という話になってしまうので。

 

過去の挫折から得たヒントを元に、どんどん改良されていくサービス

ユーザーを集める時はどういった工夫をされてるんですか?

 

ユーザー集めに関しては、現状プロダクト改善しかしていないません。良いプロダクトを作るっていうところにメインにやっています。

 

基本的にリピーターさんが戻ってきている、それによってサービスが伸びているっていう状況です。リピーターさんが積み重なってサービスが伸びているという感じです。

 

広告費かけていないのに伸びているのは、質が担保されてるから伸びてるんだと思います。質を上げるために外部の方が関わっていたりするんですか?

 

基本的にプロダクトは僕とエンジニアが責任を持ってやってます。グルポケの前にリリースしたプロダクトがあったのですが、それがあんまりうまくいかなくて、今のプロダクトに至ります。

 

その時は、「もっとこうすればよかった」と思うところが僕の中でありました。1回つまずいたことも経験してますし、「こうしておけば穴にハマることなく進めるぞ」というのが感覚的にあったのです。

 

今それを伸ばしているというか。ユーザーさんに普段困っていることを聞いて、それをプロダクトに反映させたりしています。

 

 

改善のスピード早いっすね。

 

改善のスピードを早くしたり、1週間に1度は新しい何か、例えば新しい機能だけじゃなくて色を変えてみたりとか。

 

僕たちのモットー、それは「前のめりであれ」そして「誠実であれ」。

これはニコラのカルチャーだな!みたいなところがあれば、教えていただきたい。

 

「前のめりであろう」というのがあります。前のめりだったら、もしこけたとしても、立ち上がったらちょっと前に倒れた分進んでるじゃないですか。

 

「後ろに倒れるのだけは絶対ダメだよね」みたいな…。小さいチャレンジでも良いから、チャレンジし続けること。失敗しても大事だよね、と。僕が前に一回プロダクトを失敗したことで、次に進むときに穴が見えたような感じです。。

 

失敗はみんな怖がっちゃうんですけど、「ちっちゃい失敗でも前のめりでやってみよう」と。あとは、「誠実である」が僕らの一番大事にしていることです。

 

いろんな人に助けられて今のニコラはあるので、周りに嘘はつかない、誠実であろうというのは大事にしている価値観ですね。

 

オープンマインドって大事ですよね、変に隠し事してると…。

 

後から問題になることもありますよね。

 

それはペコッターで以前インターンしていて気付いたものなんですか?

 

そうですね。どうしても僕も、大学生の時失敗とか嫌だったんですよ。
誠実であることが一番大事だし、ビジネスの前に人間関係があるじゃないですか。そこって誠実さがあって関係性ができていくというのを思ったんですよね。

 

どうしても良く見せちゃうところってみんなあると思うんですよ。でも誠実であるのが一番大事だな、と思います。感覚的にそう思います。

 

ありがとうございます…すごく大切なことをお伺いできました。

 

スピード感のあるものづくりを進める中、必ず必要な「息抜き」

ちょっと話し変わります、休日の過ごし方ってありますか?仕事に行き詰まった時、考えがこれ以上進展しないなーという時、どうやってリフレッシュして切り替えてますか?

 

よく公園に行きます。普段は1個1個ToDoを潰していく作業の方が多いんですけど、本当に行き詰まった時は自然を感じるために散歩します。

 

やっぱり公園とかで頭を空っぽにするのは大事かな。

 

冷静に自分を見ることができますよね。

 

今、起業を目指している学生に伝えたい。とりあえずやってみる事、それが一番大事。

学生さんで「起業したいけど、起業の仕方がわからない」という方もいると思うんですけど、そういう方に向けて何かアドバイスってありますか?

 

「とりあえずやってみたらいいんじゃない」、ということは伝えるようにしてますね。僕自身も、そんなに能力があったわけでわないんですけど。「これだ!」と思えるサービスってなかなか思い浮かぶものじゃないと思います。

 

思い浮かんだのなら、やってみれば課題が明確になるんですよ。

 

でも「どうしようかなぁ」「うーん」って考えてても前には進まないじゃないですか。

 

思ったことをやってみればその時に色々な課題が出てくるはずなんで、それを1個1個潰していけば、それがいつの間にか「起業」になるんじゃないかと僕は思っていて。

 

だからとりあえずやってみよう、と。それで失敗したら会社に就職するでもいいと思いますし、別の事業をやる方向でもいいと思います。

 

そういう切り替えは学生さんならできますよね、社会人で正社員になってからやろうと思ってもなかなかやりづらいし、失敗しても大丈夫だという考えは大事だと思います。

 

ところで今二人三脚で一緒にやっている相方さん、どういう経緯でお会いされたんですか?

 

もともとペコッターの時に2歳下の後輩だったんですよ。僕が起業してから「最近フロントエンドのバイトしてます」っていう話があったんです。ちょうど僕らLPが必要だったんで、「ちょっと手伝ってよ」って無理やり巻き込みました

 

デザインだけハイって渡して、よろしくみたいな(笑)。

 

それは吉村さんの人間性があるからできたんですね。

 

それはちょっとわかんないですけど(笑)

 

そこから週1回ぐらいのペースで手伝ってくれるようになりました。ペコッターでも一緒だったので、新しいプロダクトを作り始める時に一緒にいる頻度が自然に増えていきました。いつの間にか二人三脚になってたという感じですね。

 

いろんなスタートアップの経営者の方に「相方がいなくて困ってる」と相談をいただくんですけど、人を巻き込んでいく時に意識されてることってありますか?

 

すごく意識しているのは、方向性が合っているかって言うのが一番大事だと思ってまして。

 

世界観みたいなところですか。

 

学生さんだったら「成長したい」などの目標があると思います。ボクがインターン制の立場なら、自分の成長にダイレクトに響く仕事で成長したいと思います。なので、僕らが今やって欲しいことが彼らがやりたい仕事であり、彼らの成長に繋がる仕事のベクトルが合わないとモチベーションは上がらないと思います。「何がしたいか」をひたすら聞くようにしています。

 

大事ですね…メモさせていただきます。ありがとうございます。

 

いうなればマッチングです。企業側が選ぶんじゃなくて、お互いがマッチングした状態が僕はベストだと思っています。1回の面接では決めずに何回も他のメンバーと一緒にご飯食べたり。そうやって決めています。

 

ありがとうございます。本日はありがとうございました。

 

ありがとうございました。

 

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