元東証一部上場企業の役員が語る、ベンチャーをやる意味とは 株式会社TRASTA 木地 貴雄 社長

TravelTechを掲げ、地域に根付いたホテルを企画・運営することで観光産業に参入したTRASTA。木地社長の事業を行っていく上で大事にしていること、ベンチャーとしての想いを伺いました!
人物紹介:谷川 彰
起業家の話を聞くのが大好き。世界を旅するために準備中だが英語は話せない。

 

人物紹介:木地 貴雄 社長
東証一部上場企業の役員を経て、BIJ社長就任。2017年2月にMBO。リーマンショックもありつつ四年で黒字化。2017年より旅行市場・宿泊市場に参入。「世界中の旅行者と縁する全ての人を笑顔に!」をスローガンに2018年4月株式会社TRASTAに社名を変更。

観光事業をはじめた理由

熱中できるものが旅産業で今の事業を始めたと聞いたのですが、その背景ってどのようなものがありますか?
当初は太陽光ビジネスの会社を経営しており、その当時は国策にうまく乗れて事業が上手くいきました。ただそれと同時に国策に左右されるため難しい時期もありました。
そうなんですね。
なので次に何かをするときは戦略を練ったうえで自分が楽しいものがいいなと思ったんです。その時に国策としてあったのが2020年に向けて東京オリンピック。国策にも乗れるし、観光業は人がかかわるからこそ規制がかかりづらいとも思ったんです。
まったくのゼロから事業を作り上げるのって大変ですよね。
つらい時どうやって乗り越えてきたんですか?

大変なことは多かったですけど、押しつぶされるほど考えすぎない!ということを大事にしています。あとは自分が成功できるって信じてました。自分が自分の力を発揮しないといけないんです。自分が成功できることを信じてあげないと結構成功していくことは難しいですよね。

そんな中、成功したときはやっぱりうれしかったですか?
うれしいというよりも自分が認められたというところが大きいですね、
今までの努力は無駄じゃなかった、そんな感じです。
なるほど。

あ、でも、自分たちの仕事相手は業者だけじゃないので、たくさんの人たちが笑顔になってくれたのはうれしいですね。そういうのが事業の醍醐味なのかなと思っています。かかわる人たちが笑顔になると嬉しいです。

今の事業にかける想い

今はどんな事業をやられているんですか?
観光業をしています。主にホテル業ですね。
STAYブランドのホテルを展開しているのですがコンセプトは「地域文化の融合」、「特定文化の凝縮です」。さらに文化のリデザインを掲げています。
ホテルを建てる土地の風土や人、そこの文化や歴史に寄り添いながらある特定の文化を凝縮したホテルや既存文化と新しい文化をリデザインしていっています。
その中で気を付けていることはありますか?
例えばホテルブランドの一つ「STAY in the City」は魅力的な街に魅力的な人たちが集まる場所を作っていくこと、それで共通の趣味嗜好の人たちが集まり革新ができるような場づくりを意識しています。
それはどういうことですか?
その土地に息づいている文化ってあるじゃないですか。その文化をリスペクト(尊敬)しながら再定義してホテルづくりをするというのを意識していますね。

なるほど!それは素敵ですね。今後は会社としてどのような未来を描いているんですか?
TRASTAの事業の基軸となっているホテル企画・開発といったレガシーな既存事業のスケーラビリティと、今後の描きたい世界として旅行者のための新しい旅行体験を実現するために、ITの要素を取り込んだ事業構築を行っています。具体的には大きく二つですね。

一つはintripというサービスです。
今旅行先を選ぶのも大変じゃないですか。選んでも出てくる情報って似たり寄ったりで自分の感覚で行けるところってすごく少なくなっていますよね。そのようなものに対しうちのサービスはより感覚的に行きたいと思っているところにいけるサービスを開発しています。

intrip(イントリップ) https://intrip.jp/

感覚的にというと?
写真で選んでもらうんです。そこから旅を提案してくれるサービスですね。今年の3月末〜四月にリリース予定なんですよ!
そうなんですね!楽しみですね。もう一つのIT化というのは?
ホテルオペレーションのスマート化です。
それはどうして進められているんですか?
旅行者の方が快適に過ごせるように。
スタッフにとってもおもてなしに時間を使えない、顧客のために時間を使えないということは一番の問題だと思っているんです。そして、そこを阻害するのがホテルのチェックインシステム、備品整理、客室管理などのオペレーションなんです。

チェックインをIT化することでスマートな客室案内の実現、またバックオフィスのフローをIT化することでスタッフがもっとお客様と接する時間を確保できる、そういった時間を生み出すためにオペレーションのIT化を進めています。

なるほど。
企画から運営、そこからITエンジニアも在中して、導入までやれる会社さんは他にないので今ものすごく熱中しています。
そこまで一貫してやられているんですね!

というのも、ベンチャーとしてやっている以上僕らがこの業界で一番になれるのかということを考えています。そして世界的な旅行サービスを作っていきたいですね。すべての人たちの旅行の不便を取っ払っいきたいです。

すごい….

実現しないと事業は意味がないと思っています。すべてを実現化させていくことが僕のやるべきことだなと思っていますね。

学生へのメッセージ

ありがとうございます。
最後に、木地さんがもし大学生に戻ったらどんなことをしますか?
勉強したいですね。自分の好きなことをよく考えて集中する、それができる時期だと思うんです。
というと?
僕勉強してこなかったんですよ。大学とかで与えられた時間って平等じゃないですか。その時間をどう使うかっていうのがすごく大事なんです。
難しいですね。
若い時はわからないんです。今ならわかるんですけど。無駄に過ごす時間ってすごく多いじゃないですか。だからその時間をいかにチャレンジしたり自分を成長させる時間に使うかっていうのを考えるのが大事だと思います。
それはどうしてですか?
やっぱり20代でやってきた自分ってベースになるんです。
そのときに何を学んだかというのが大事なので学生時代はすごく重要なんです。
なるほど!
それが勉強じゃなくてもいいんですけど何か熱中できるものをしてほしいです。事業とかで言えば今はいろんなところで学べるじゃないですか、インターンだったり。
だから自分でつかんでいってほしいですね。自分の好きなことを見つけて熱中していってください!

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