「中国×日本」に込める思いを語る 株式会社Link Trust Pay 林社長

携帯一つで決済できるシステムを提供する「Link Trust Pay」の代表、林(リン)社長にインタビュー。日本と中国を繋ぎたいと語る林社長。その思いとは…
人物紹介:齊藤
ほっこりする世界観が好きな人。最近料理を始め、みじん切りを覚えた。

 

人物紹介:林社長
国を越えて良い世界の実現の為に活動中の社長。金沢の町並みが好き。

携帯ひとつで買い物ができる世界

今日は株式会社Link Trust Payの代表取締役 林さんにインタビューしていきます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はじめにリンクトラストペイの事業内容について教えていただけますか?
はい。我々リンクトラストペイは中国などでは馴染みがあるQRコードを使った決済をメインにおこなっています。

主に中国にあるユニオンペイ,ウィーチャットペイ,アリペイが同時にスマホ1つで決済できるシステムを提供しています。

導入店にはiPadを用意して頂くだけで、今まで対応できなかったお客様に対応できるようになり、また大手都市銀行と提携しているので加盟店には心配しないで使用していただけます。

最近よく耳にするキャッシュレスに関する事業なんですね!
そうです。

日本で働いて気づいたこと

そもそも出身の中国ではなく日本で起業したキッカケはなんだったのですか?
まず、初めて日本に来たのは家電メーカーのサラリーマンとして働いたのがきっかけです。

その家電メーカーは元々中国の会社なのですが、日本進出することが決まり技術責任者として日本に来ました。

任期が終わり中国に戻るか日本にとどまるか迷ったのですが結果として、日本にとどまって起業して今に至るという形です。

もともと会社勤めで、そこから日本で起業したということですか?
そうです。
日本にとどまって起業した理由はなんだったのですか?
2つ理由があるのですが、1つ目は奥さんの影響です。(笑)
奥さん!? 女性は強いですからね(笑)
はい(笑)

奥さんも中国人なのですが、日本のことが大好きで残りたいと言われたのが1つ目の理由です。

2つ目の理由は、前職の家電メーカーで働いている時に日本の中小企業とか大手企業と関わることが多くあって、その中で「素晴らしい技術」が沢山あっても上手く利用できていないと感じて、何かできないかなと思い、任期も終わって中国に戻るのも勿体なかったので日本で起業することを選択しました。

「素晴らしい技術」って例えばどのような物ですか?
分かりやすいやつだと、QRコードとかですよね。

QRコードって元々日本が作った技術なのに、最近使用される場所が増えたとはいえ、まだまだ使用頻度が少ないんですよね。

確かに。LINEの友達を追加する時ぐらいしか…
でも中国ではQRコードは街中で使われていて、屋台で買い物する時とかもQRコードが使われるんですよ。

今がタイミングだった

でもどうして家電メーカーからQR決済サービスの会社を立ち上げたのですか?
いきなりQR決済を始めたのではなく、最初は家電製品のシステム開発をやっていました。

その後、インバウンドをきっかけに外国人観光客を対象に日本が作ったQRを用いた決済システムを始めることにしました。

勿論、日本人の皆さんにも便利なので使っていただきたいと思っています。

先程言っていた、「素晴らしい技術」の運用ですね!
そうです。
起業した当初はまだキャッシュレスが今以上に当たり前ではない時代だったと思うのですが、大変だったことはなんですか?
当時はベンチャーってことで信用してもらえず、導入してくれる店舗が少なかったことですかね。我々のサービスは金融システムだったので尚更、大変でした。

「預けたお金は大丈夫なのか?」と何度も言われ、説明してもベンチャーだから通用しないことが多かった。

確かにベンチャーだと最初の立ち上げの時期って大変ですよね。
はい。
金融機関や導入店以外にも、利用するお客さんを増やすのに対して苦労はありましたか?
利用するお客さんの面ではあまり苦労はしませんでした。

というのも、中国ではもう既に浸透している決済方法だったので、やはり導入店舗が一番大変でした。

なるほど。
もう1つ大変だったことがあると言えば、外国人技術者の教育です。
教育ですか?
はい。外国人技術者を日本に連れて来てすぐに働いてほしい気持ちはあったが、「文化の違い」があるのでどうしても教育する必要がありました。
なるほど。文化の違いとは具体的にどういったことがあったのですか?
意識の違いですかね。

自分の仕事が終われば帰る。他の人は関係なく残業もしない。でも1人でやっているのではなくチームとして働いているのだからそういった意識を統一させる必要がありました。

でも一番はやはり言葉の違いですかね。日常会話レベルの教材が多く、仕事で使えるレベルのものがあまりなかった。なので自社で教育教材を開発することにしました。

林さんが作られたのですか?
私1人では何もできないのでうちのメンバーと現場のマネージャー、日本語教師などと協力して作りました。
なるほど。今後も教育に関して続けていかれるのですか?
はい。今後はIT関係に特化した教材だけではなく、他分野の職種や中国人留学生に対しての教材を提供していきたいです。

足し算ではなく掛け算を

今後の目標や、実現したい世界観などはありますか?
会社としてはまず、QR決済がアジア各国で利用できるようにするのが目標です。

旅の度にお金を両替する必要もなくなるし、お金を銀行に下ろしに必要もなくなります。

また、先程行った教育事業にも今後力を入れていきたいと思っています。

大きな面で見ればやはり中国と日本の関係がもっと良くなっていくことですかね。

「日本の1つ1つの物に対するこだわり×中国の営業力」を実現できればと思います。

日本人の物に対する気持ち、自分の目標に対する努力、簡単に辞めない気持ちといった面と、中国のQRコード使用などといった営業力の面が上手く合わせればもっと良い社会になるのではないかと思います。

そのために今の教育事業を進めているってことですね!
そうです。それができるのが我々の強みだと思っています。
なるほど、今後もずっと日本で事業をしていく予定ですか?
正直わからないです。ただ我々はグローバルな感覚で日本に来ているのでどこに会社があっても関係ないですね。

もっと挑戦を

最後に起業したい人、学生に向けてアドバイスをお願いします。
起業するならまずチャレンジすることではないですかね!

若い方々には特にチャレンジしてほしいです。

全部揃ってから完璧に行動するのでは遅いと思います。

失敗は悪いことではない。何回繰り返しても問題ない。失敗はマイナスではなくプラスなんですよ。だからどんなことにもチャレンジしていただきたいです。

日本には失敗が恥ずかしいことのような、一旦失敗してしまったら駄目といった雰囲気があるのでそういった雰囲気を変えていきたいですよね。
そうですね。全体的に変えていきたいですね。
もっと挑戦して、失敗を経験することが大切ということですね!

本日はありがとうございました!

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