お洒落やファッションに多少なり興味あるが「1人で買い物するよりオシャレな人にアドバイス受けながら一緒に選べたら・・」。そんな悩みを Web上に登録されたお洒落な男女のアテンダントが、実際に一緒に買い物に同行してサポートしてもらえるWEBサービス、Fashion Attendantの横路 一樹社長にインタビュー。
ちょっとどうしていいかわかんないなと思って、とりあえずつけてきたんですけど(笑)
富山生まれで?
TACHIAGEっていう起業家応援メディアの一環で今日は話を聞かせていただきたいなと思っています。よろしくお願いいたします!
始まりはフリーマーケット
僕バスケットしてて、スニーカーオタクだったんですよ。
バイトして、月12万もらってて、それ全部スニーカーにぶち込んでたの。
バスケの先輩の影響でスニーカーオタクだった。服とか別に対して興味なかったんですけど、古着に目覚めて。
僕埼玉の草加っていう足立区の隣の中途半端な田舎で、高校が埼玉の上の方だったから田舎もんなんですよ。
カルチャーショックがあって。仲良くなって、僕靴好きだったんで、フリーマーケットに行くようになったんですよね。
それで宝さがしみたいなの好きだったんですよ。
1年の終わりぐらいにバスケの先輩の安川さんって人が、サンフランシスコに語学留学したんですよ。そんときに、一緒にフリマよく行ってた角田ってやつと、安川さんとこ泊まれるから、ロス行こう!みたいな。
サンフランシスコに1週間くらい居て。最終目的はロスの郊外のパサデナのっていうところに、ローズボールっていうアメフトの球場があって。古着業界のフリマの聖地。
ブーンとかストリートジャックとか、ファッション雑誌に古着のバイヤーが懐中電灯持って、朝4時から入るっていうのがあって。やばいなみたいな(笑)
真っ暗な中走り回ったりしてバイヤーごっこをやってみて。
税関とか帰るときとか、バイヤーとかみんな止められてるんですけど、俺は明らかに18歳とかだから全然スルーで。大量に買ってきたけど。
アメリカで買った50ドルのデニムとか1万5千円だったりとか、スニーカー40ドルから1万5千円だったりとか。
フリーマーケットで今まで買ってた4千円のジャケットが8千円で売れたりとか。
そっからもう翌週に、荷物持って朝はフリマで買い付けして、買い値より高値で出すみたいなにして。もう毎週フリマに行くようになって、月一回代々木公園。
僕の人生を変えましたね。
今のフリーマーケットなんてレベルじゃないですよ、アミューズメントパークですね。東京ドーム全部がフリマで、業者もいて、だから面白いの。
要は今ってネットの社会で、メルカリとか色々あるじゃないですか。昔はなかった、ヤフオクさえも無かったくらいの昔なんで。
みんなフリマに慣れてきちゃって。
例えばこのラコステのポロシャツ、1万2000円くらいするんですけど。これを朝1000円で買って、来週に3500円で売るっていう人がいたとして。
みんながフリマの常連者になっちゃうと、僕が3500円とかで売ってた物が2000円くらいで買えるってわかっちゃうんですよね。
これはもう、潮目だなと思って、さあどうやったら売れるのか?と探してヤフオクに行きついた。お金が欲しいとかじゃなくて、楽しくてしょうがなくて。宝探しで自分で発見した1000円のものが、5000円で売れたとか。
リサイクル品っていらない人はいらないですけど。中古の市場って面白いですよ。夢があるんですよ。僕はそっちから入ってるんで。
服飾とかまったく勉強したことはないし、好きだからやってて楽しくてしょうがなかっただけなんですよね。勉強しようっていうする気もないし、たまたま稼げちゃったみたいな。それが面白くなったってだけなんですよね。
好きなことを仕事に
起業したいとかいう人に対して無理無理、基本無理無理。それがゴールになっちゃってるんで、僕起業したいとか思ったこと一回も思ったこともない。
常に夢中なんだよ、今もそうだけど夢中だから伝えたいんだよ、教えたいんだよ、知ってもらいたいのよ。夢中なの。これ18からそうなんだけど。
君は何に夢中なの?夢中になってないじゃん、無理だよ誰も巻き込めないし、成功するわけないじゃん。
20代で、古着ショップに入っていかれるじゃないですか?
そのときと、今のサービス作ってらっしゃるときとで、今の夢中度合いは変わらないみたいな話だと思うのですけれど、目標の立て方とか何かありますか?
明日誰と会えるか、だって昨日君と二人会えるのはわからなかったから、これで人生変わるかもしれないでしょ?目標とか無い。
日本人ってみんな同じ言うんだよ、目標うんぬんとか、学校行かなきゃいけないとか。全くそういう概念ないから、夢とかないない。
一緒にみんなで作ろうよ。わかんないよ夢、作ろうよ。楽しくない?そっちの方が。
それは、その商売を始められたときもだし、その前もそうだったんですか?
体育会系で、ほんとガチガチのもった体育会系みたいな。でも自分のマックスがやっぱり見えるんですよね。バスケでインターハイとか行っても、大学いったら通用しないな、とか。
でもその燃えてたものを次にみたいな、それがたまたまフリーマーケットに変わって。
点と点が色々結び合ってふと、電車に乗ってるときに降りてくるとか、エレベーター乗ってるときに降りてくるとか、そんな感じ。
だから常にインプットしてるんですよ。
もともと僕が30の時に古着屋事業とか全部売却して、フリーランスになって、パーソナルスタイリストもやるし。
でも僕プライドあったんで、1時間1万円、今より全然高い値段で、最低2時間2万円、3時間3万円、経営者とかにやってたんですけど、なかなか響かなくて。
男性のオシャレは「優しさ」
きっかけがそこですね。男の子をどうにかしたかったんですよ、ほんとうは。
どうにかしたいんですよ。全身5千円とか、1万円かけないしみたいな。なのに、夕ご飯に1万5千円かけてるみたいな。1万円かかってるよね。
かっこよくしてあげたいでしょ、別に金かけずに。かっこよくというかセンスよくというか。だから僕がよく言ってるのは、女の子に対しての優しさなんだよ、ファッションっていうのは。
ていう話をすると女の子は10中10人が納得なんだよ。
絶対友達と会いたくないですよね?
いい女口説きたいとか言ってんのに、その装備で口説けるはずないでしょ、やっつけれるはずもないじゃん。中ボスも倒せないじゃん。
せめて鋼の剣、鋼の鎧にして中ボス倒せよみたいな。理想と現実の話だから、理論的に話すとわかってくれる。
インプットだったり、経験だったり、ずっとやってきて。
究極の質問があるんで「なぜに、うちを選んだんですか?副業ブームで、タイムチケット、ココナラでいいじゃない。なぜにうちなんですか?」って答えてもらう。
その質問、絶対答えられない。明確な理由持ってる、アパレルの人じゃないと。中途半端なふわふわな読モとか、ミスキャンの女の子は答えられないですよ。私、ファッションアテンダントみたいなブランドが欲しいとか。
あとはお金稼ぎたいとか、パーソナルスタイリストやりたいとか。タイムチケットとかココナラいいじゃない、だいたいなんでうちなんですか?ってガチでガンッって聞くんで、ちゃんと芯を持ってないと、やらせるつもりは全くないんで追い返しちゃうんですよ。
だってそうじゃん、一億個ってあるんだよ、スカートにカバンに・・・。選んでるってことは、眼鏡にしても、見る人が見たらわかっちゃう。嫌いじゃないのもすぐわかるし。
男なんて靴見ればすぐわかる、人生語ってるんだから靴は。明らかに1万5千円の安っぽい靴と、高い物は違うから。見る人にはわかっちゃう。
やっぱ、ポロシャツはLACOSTE、FRED PERRY、フランスのイメージ、イングランドのイメージ、アメリカのRALPH LAUREN、ユニクロの10倍するじゃん。でも歴史うんぬん含めて、やっぱいいわけよ。
ファッションを好きになったきっかけ
ご家族とか、ご両親とかはファッション好きだったんですか?バッシュにハマっていくとか、ファッションにハマっていく事を「いいね、かっこいいね」と言うようなご両親だったからこそ、それで盛り上がれたのか、あるいは関係ないのか。
子供の時に父の会社に遊びに行くとMacの古いのがあって、会社に遊びに行ったらデザインの本があって。
だけど実際あんまり両親の影響は関係なかったですね。バスケから先輩の影響、そっちだったなあ。
でも親もやっぱり会社やってたんで、公務員とか銀行員とか、満員電車に揺られてるっていう仕事のスタイルじゃなかったんで、好きな事やっちゃおうっていうか。
就職活動してっていう普通の道へ行こうっていう概念がそもそもなかった。それだったら好きな事やって。
例えば、ハマるもので人生をもっと満たしたいとか思ってる10代の子たちとかが、ハマれるものと出会うにはどうしたらいいかっていうのを。
アクションだよね。みんな、考えちゃうから。
僕って基本考えない。当日の事当日に決めるぐらいなんで、予定とかうんぬんとか目標とか一切ないんだけど、アクションなんです、徹底的にアクションなんですよ。
考えちゃうんだよみんな、まず動いちゃう方がいい。
ちっちゃい事なんだよ。それ出来る人っていないの、思ったらすぐアクションみたいな。
だから経営者とかうんぬんとか、俺どっか色々回って、お店やってるっつったらすぐいいねしたりとか、ページに開拓広報とか入れたりとか、そういうことやったりするから。
そういうちっちゃいアクション、できるんだよ、誰でもできる事なんだけど案外やらない。プライドとか、うんぬんとかちっちゃいこととかが邪魔してみたいな。
僕は名刺交換したら、全部Facebookで全部リターンメールするもん。
今日、知り合ったのも何かの縁なので、またどっかで繋がったらいいですよねってので、俺の自己紹介のインタビューのページとか貼り付けて、みたいな。
一個一個面倒くさいかもしれないけど、コツコツやったのが1年、2年、3年溜まったらあっという間に500人、1000人行っちゃうよ。
本読んだりとか、資格とか、全くいらないから。アクションしてる奴が強いし、失敗を経験できるし、徹底的に失敗する。失敗怖がっちゃできないんだよ。
勿体なくない?