自信がない学生だったのに新卒起業‼ 人生を変えた言葉とは! 株式会社CyberOwl 田中社長

学生時代は“自信のない子“だったと語る田中さん。そこからなぜ新卒社長になったのか。その転機と心構えについてお伺いしました。
人物紹介:齊藤
ほっこりする世界観が好きな人。最近料理を始め、みじん切りを覚えた。

 

人物紹介:田中 啓太 社長
1989年大阪生まれ。2012年サイバーエージェントに入社後、新卒でCyberSSの社長に抜擢。その後2018年CyberOwl(サイバーアウル)に社名を変更しメディア事業を展開している。

社会人になるまでの半生

少年時代はどんな子でした?
元気な野球少年でしたね。ただ中身はとても自信を持てない性格でもありました。
例えば、高校選びのときに野球を続けたかったんですけど、強い学校だとレギュラーになれないかもしれないと思い、結果ソフトボール部しかない学校に進学してしまったり…。
自信が持てなかったというのは…?
昔から照れ屋なんですよ。
「メジャーリーガーになる!」とか友人は言うんですけど、僕は照れてそんなことは言えなかったです。
そうだったんですね。でも大学まで野球は続けていたんですよね?
はい。大学の野球チームが強かったので、当時は何で高校進学をあの選択にしてしまったんだと思いましたね。やっぱり野球が好きだと気づいたんです。人生で一番後悔した瞬間はそこですね。

社会人になるまではそれがコンプレックスにつながっていて、挑戦するよりも確実な方を選んでしまう性格でしたね。

そうだったんですね。それから就活のタイミングが来ると思うのですが、当時はどのような進路を考えていたのですか?
もともとは消防士になろうと思っていたんです。
バイトの休憩中に筋トレと公務員試験の勉強をしていましたね。笑
めっちゃストイックですね!笑
昔から決めたらやる性格なんですよ。ただ過去の自分はその“決め“が悪いんです。リスクをとってないんです。

強豪校にいったらレギュラーになれないかもしれない、最後のメンバー発表で涙するかもしれない、っていうリスクがあるかもしれないけど、すごくうまくなったら大学とかプロの道が開けるかもしれない。人生ってリスクとの兼ね合いじゃないですか。

だから波のない人生だったなと社会人になるときに気づきました。

なるほど。消防士志望からなぜサイバーエージェントさんに入社されたんですか?
就活の時にうちの代表の藤田の本を読んで、チャレンジをすれば何か得られるかもしれないと思って、やろうと。これまでの自分と違うことしようと思って就活をしました。

その中でサイバーエージェントが一際、印象的だったんです。
というのも、サイバーエージェントの人達は過去のバックグラウンドは様々だけど本当に各々が自信をもって仕事をしていたんです。
サイバーエージェントにいる社長の人たちが学生時代に全国大会出場経験があるわけじゃなかったですし、大学の経歴がすごい人たちだけが社長をやっているわけではなかったんです。
それでいてみんないきいきとしていて、そこに惹かれたんです。

影響を受けた先輩の一言

さらに言うと、内定者バイトの時に3つ上の先輩と一緒に仕事をしていて、その時言われた言葉の影響も大きかったです。
というのも、元々の性格として平均点以上の成績を出そうと思って仕事をしていました。当時の会話の中で「新人賞とかとりたいんか?」ってその先輩に聞かれて、「僕じゃ無理っすよ」と答えていた自分がいました。

その時、「自分の将来についてちゃんと考えろ」と、「ちゃんと自分自身を知れ」と。あともう一つ、「社会人になるのが唯一経験リセットされるチャンスだぞ」と言われました。
「学生時代にサッカーで全国大会出たからって、ビジコンで優勝したからって関係ない。社会人になってからやることは全然違うぞ。それなのにコンプレックスを引きずってやるのか」といった感じのことを言われました。

そこから自己分析して、サイバーエージェントに入ってからはこれまでのことを変えようと。1年目で事業を創って社長になって、みんながワクワクする会社を創りたい、と周りにも素直に言えるようになりました。

自分を見つめ直して。。。

田中さんの中でその言葉が分岐点だったのですね。ちなみに自己分析って具体的にはどんなことをされたのですか?
他人に言いたくないことをひたすら考えることをしました。
例えばそれが自分ではソフトボールをしていた過去でした。
自分自身がソフトボールをしたことを後悔しているわけじゃないんです。そこから学んだことはたくさんあるし、やりきる力は身につきましたからね。

だけど周りのみんなが無理って言うようなチャレンジをすることができなかったんです。自分が100%頑張ればできるような目標しか掲げていなくて、120%を出そうとしてなかった。
つまり、周りが無理って言っても120%の力を出すことが重要で、
120%を出す力はあると信じてましたし、自分自身がそうすればもっとすごくなれると気づいたんです。

なるほど。それって結構苦しいことですよね。
社長をずっとやってると「社長になられてすごいですね」とか言ってもらえるんですけど、すごくはないんです。幼少期もふくめて後悔だらけ。
でもすごくなかったからこそ、もう絶対後悔したくないのであきらめずにやっていこうと思ったんです。

どんな能力をつけるかよりも何をしたいのか、それが決まったら自分の能力を信じて、あとはやるというのが重要だと思ったんです。

なるほど。すごく重要なマインドセットですね。
その中で具体的に1年目はどんな行動をしていたんですか?
どうすればいいのか分からなかったので目の前のことに精一杯でした。あとは先輩に「自分が社長やりたい」と言い続けましたね。
逃げ道があるとやらないので。
当時から言っていたんですね。1年目のときにこれは苦労したっていう経験はありますか?
ん〜…あまり記憶がないんです。ただたくさん失敗していました。
でも自分が決めたからそれも経験だと思って前に進んでいましたね。
記憶がないくらい仕事をしていたんですね…!
その当時言われて印象に残ってる言葉とかはありますか?
お世話になった上司から言われた言葉で「成長は絶望からしか生まれない」と教えてもらって、この辛い状況が普通なんだと思いました。代表の藤田の本とかも読んで「自分の状況はまだまだ絶望じゃない、恐怖くらいだ」と思っていましたね。

ワクワクする会社を目指して

やはり視座が高くなるとそう思えるんですね。
現在CyberOwlさんのメンバーはどのくらいいらっしゃるんですか?
100人くらいです。

たくさん失敗し、その経験を活かして事業を創れる人材たくさん輩出し、世の中にCyberOwlがあってよかったねと思ってもらえる会社にしようと、去年社名を変更し再出発しました。

素晴らしいですね!社長というポジションで働かれる中で、喜びを感じる瞬間ってどんな時ですか?
事業案とかは自分が出すことが多いんですが、その案件を任された社員がワクワクして自分事に捉えてやってくれている時が素直に嬉しいですね。
そうすると自分がやりたかった、”みんながワクワクする会社”を創れている実感があるんです。
社員さんのワクワクが田中さんのワクワクでもあるんですね!
今後会社として目指している世界観はどのようなものですか?
直近は調べるを豊かにしたいです。
自分たちで試したり専門家を入れて読者にきちんとした情報を届けるということを実現したいですね。その事業で会社を大きくしていきたいです。
ありがとうございます。最後に未来の起業家へのメッセージをお願いいたします。
一番は可能性を信じることです。自分には無理だとか自分をこんなもんだとか決めすぎないことが大事だと思います。

起業はチャレンジングに。何かをやりたいと思ったらやったほうがいいと思いますけどね。
学生時代の僕が今と同じ精神だったら絶対に起業するだろうと思うので、この話を聞いてやりたいと思う方がいらっしゃれば、ぜひやってみたら良いと思います!

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