人の心に火をつける、あたたかいサービスを作りたい。どん底から這い上がった社長の想いとは 千株式会社 千葉 伸明 社長

元上司に裏切られ借金もしたことがあると語る千葉社長。
そんな波乱万丈な半生をお聞きました!
人物紹介:齊藤
TACHIAGEの起業家インタビューアー。子ども達にプログラミングを教えている。好きな食べものはソフトクリーム。

 

人物紹介:千葉伸明 社長
高校卒業後、営業会社を経て20歳の時に起業。25歳の時に千株式会社を設立。幼稚園・保育園で行われるイベント(運動会、卒園式等)へプロカメラマンが撮影に伺い、その写真をインターネットを活用して24時間どこからでも閲覧・購入いただけるサービス「はいチーズ!®」を展開中。

子どもの頃はサッカー少年

幼少期はどんなお子さんだったんですか?
小中高はサッカーをやっているやんちゃな子でした。
小学生の時は本当に遊ぶのが大好きでした。
休み時間の空いている時間に友達の宿題を写したり、とにかくいかに遊ぶかを考えていましたね。
なるほど!
その中でもサッカーに熱中されていたんですか?
そうです。全部の時間をサッカーに充てていました。
外が暗くなったら電柱の下や家の中でもボールで遊んでいました。
すごいですね。
高校もサッカー基準で選ばれたんですか?
そうです。東京でその年二番目に強い学校に行きました。
というのもその学校にはS級ライセンスを持っているコーチがいたんです。

当時先輩が「強いだけじゃなくコーチも教えるのがうまくて、超面白いよ」と言っていて、すごそうだなと感じました。

それはいいですね!
ただ入学したらコーチがいなくなってたんです。
3日で辞めようと思いました(笑)
人生そう簡単にいかないんだなーって高校生ながらに感じましたね。

え…! でも、周りの選手はうまかったんですよね?
周りは本当にうまかったです。
関東選抜とかU-17の選手とかがたくさんいました。

夢を追いかけて同じ学校へ入学しましたが、彼らを追い越せる事は無く、プロは無理だなと1年で判断しました。
彼らがプロにいけるかどうかすら分からないのに自分には無理だと。

挫折というかちょっとだけ落ち着いた判断ができました。

将来は起業したい。営業の道へ

高校を卒業されてから、営業の仕事を選ばれた理由はなんですか?
親の影響もあり子どもの頃から起業しようと思っていたんです。
そこで、まずは力をつけるため営業会社へ入社しました。
当時は経営者の7割が営業出身と言われていたので。

なるほど。
そこでどのような営業をされていたのですか?
通信です。法人も個人もやりました。
そうなんですね。
そこから会社を設立された経緯は何ですか?
高2から将来は会社を作りたいと言っていました。
そんな状況の中、当時の上司に「一緒に起業しないか?」と言われて一社目を立ち上げました。

じゃあ、そこは共同創業という形だったんですか?
代表取締役は私がやりました。
ただ名刺の肩書は私が「部長や課長」で、上司に「社長」になってもらいました。
当時は私もまだ20歳だったので年齢的にお客様もその方が安心かなと思って。

なるほど、そこからその会社はどうされたんですか?
そこからは…。

まとめると一緒に会社を立ち上げた上司が大きな借金を抱えていて、会社のお金を持ったまま逃げられました。

会社は倒産。私は大きな借金を抱えることに…。

それは大変でしたね!!
どうやって返していかれたのですか?

一般的な固定給の会社のお給料では返済の目処が立たないと思い、ある経営者に紹介してもらってフルコミッションの会社に入社しました。
そこで返しました。

その後、転職活動をして当時もっとも規模の大きな株式会社USEN(当時社員数11,000人)に転職しました。

なるほど…!
その会社にはどのくらいいたのですか?
当初はすぐに起業するつもりでした。
ですが、当時親しかった先輩から「この会社でもっと一緒に働こう」と熱い誘いを受け、結局3年いましたね。

結構長いですね!
当時は同い年の人たちと一緒に働くのが新鮮で楽しかったんです。
そして、いろんな経験も全部積んでおこうと思っていました。

どう稟議が通るのか、役所との対応はどうなるのか、幹部はほかの会社とのアライアンスの時どのように交渉をするのかなどを本当に多くを学べました。

会社の立ち上げ。人の心に火をつけるサービスを

そこから今の会社(千)を立ち上げたのはどういった経緯があったのですか?
たくさんの社長さんに、事業をするなら何がいいかとお話を聞きました。
1000社当たって300社くらいの社長さんに会えて、それぞれ質問していきました。

その中の1人の社長さんに、子どものピアノ発表会や卒園式などの行事の動画を撮ってほしいと言われたんです。
それで動画を撮って、それを売ったらどうなるのかなと思いました。

なるほど!
ネットでやりたかったんですけど、ネットだと当時は動画が重くて…。
だから静止画になりました。
そうなんですね。
設立から15年くらい経たれていると思うのですが、その中で幸せに感じた瞬間はどのようなものがありますか?
珍しく社員の契約する瞬間に立ち会える時があって、その時は泣くくらい嬉しかったです。
設立から8年ほど経ってました。

TVの取材で幼稚園にお邪魔した時に給食をいただいたのもいい思い出です。
その時に、いつもうちの社員はこんなに良くしてもらっているんだと思えたのは幸せでしたね。

日々大変だと思いますが、そういった人の優しさに触れる瞬間が幸せなんですね。
まあ、いろいろありますよ。
みんなで殻を破った時とか、やめるって言ってた社員がとどまってくれたとか、やめた社員が戻ってきてくれたとか、黒字になった時とか。

そういえば、一番最初に嬉しかったのは、お客様からのお礼メールですかね。
あれは社員みんなで共有して読んで、こんなに喜んでいる人がいるのか、こう思ってくれている人のために我々は頑張ってるんだな、と社員みんなで幸せを噛み締めた瞬間でした。

そうだったんですね。
当時はブラックでしたからね。
当時疲弊してた社員が、そのメールを見てほっこりしてましたから。
ブラックだったんですか?(笑)
はい。週6終電帰りでした。
私は80連勤くらいしてました(笑)
す、すごい…!
ただある時、ブラック方針では勝てないと思い方針転換しましたね。
それと同時に働きたい、熱中したい社員がいてもいい環境にしていきたいとも思いました。

確かに大事ですよね。
今後はサービスをどのように展開していきたいと考えていますか?

まずは「はいチーズ!®」の写真を通して、「人の心に火をつける」を届けていきたいと思っています。

写真や動画で大切な記憶のあたたかさを再認識してもらいたい。
子どもたちの写真を保護者だけではなく、おじいちゃんおばあちゃんにも届けたいですね。

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