人生をかける価値のある仕事をする リビン・テクノロジーズ株式会社 川合 大無 社長

5年で3社経験し起業。不動産比較サイトを運営するまでに至った経緯をお伺いしました。
人物紹介:大熊
TACHIAGEの起業家インタビューアー。元気と好奇心が取り柄。気合いを入れるときは必ずコーヒーを飲む。

 

人物紹介:川合大無 社長
剣道歴10年以上。人生をかけた仕事に没頭中。

やりたいことがないという気づき

幼少の頃はどんなお子さんだったのですか?
ちょうどスペースシャトルが初めて飛んだくらいだったので、幼稚園の頃は宇宙飛行士になりたいと思っていました。

あとは野球と剣道もやっていましたね。

それはおいくつまで続けられていたのですか?
野球は小6ぐらいまでで、剣道は小学校1年生から大学生までです。
剣道歴が長いのですね。剣道で学ばれたことはありますか?
剣道は基本をとにかく大切にするので、剣道にかかわらずそれは今でも大事だなと思っています。

基本が出来ていないと応用ができないことや、基本を疎かにして応用ばかりでは結果は出ないというのはビジネスも一緒だと感じています。

なるほど。もともと起業を目指されていたのですか?
全く違いますね。大学で就活していたらどこの会社でも働くイメージがつかなくて、やりたい事がないということに気がつきました。

そこで何がやりたいのかなと考えたところ社長になろうと決めました。
なので、小さい頃から社長をやろうとは思っていませんでした。

社長という職のどこに魅力を感じたのですか?
社長というよりは一生かけてやるに値する、でかい事をやりたいと思いました。

だから社長になって、でかい会社を作るとかであれば一生かけるに値するのかなと思いました。

それは大学3年生の就職活動期間に思ったのですか?
そうですね。それくらいになって就職活動もやって行くうちに、行きたいところがないと気が付きました。

その後社長になると決めてからは、社長になるために必要な勉強ができる企業に入るための就職活動をしましたね。

5年で3社を経験

1社目はどちらに入られたのですか?
商社ですね。商社ならビジネスを覚えられそうだと思いましたし、人事の方が良かったので入社しました。
1社目の商社に入られてからの学びや意識されていたことはありましたか?
面白い仕事も面白くない仕事もやりたい仕事もやりたくない仕事も全部覚えようと思い、任された仕事は一生懸命やりました。
そこからの転職のきっかけは何だったのですか?
大学の時に5年で3社行くと決めていて、2年経ったのでやめました。

それくらいやればそれなりに学べるかなと思ったので。

5年で3社はすごいスピード感ですね!
2社目はどのような会社だったのですか?
インターネット広告のアフィリエイトの会社でした。
当時はITバブルだったので新聞を見てもITの内容が多く、興味を持っていました。
さらにこれから上場するぞという勢いのある会社でしたので入社しました。
まさに伸び盛りの会社だったのですね。
1社目との違いに苦労されたことはなかったですか?
苦労はなかったんですが、インターネットのビジネスの売上規模の小ささに驚きました。
1社目は100万円とか1000万円のものを売るビジネスだったので、急に4万円とか5万円のものを売るように変わり、戸惑いは感じましたね。
全く違ったんですね。
そこでやりがいの感じ方に変化はありましたか?
やりがいはもともと求めていません。
ただ2社目は営業で入ったので1位を取ると決めていて、実際に達成しました。
そして3社目はサイバーエージェントに入りました。

何も決めずに起業

3社を経験していく中で、起業したいという気持ちがブレたことはなかったですか?
気持ちはブレなかったのですが、1人でやる気は起きなかったので仲間が誰か欲しいなと思っていろいろな人に声をかけました。

それでもなかなか集まらなかったので、人を集めるのは難しいなとは感じていましたね。

仲間集めは難しそうですね…。
起業する時にはすでに事業は決められていたのですか?
全然決まっていなかったです。
最初はインターネットの仕事ではないものを考えていたのですが、1ヶ月くらいやっても全くうまくいかなくて、インターネット広告なら知識も経験もあるからシフトしようという感じでインターネット広告を始めました。
それでは仲間を集める時こういう仕事したいから来いよとは誘えないですよね?
そうですね。会社やるから一緒にやろうみたいな感じでした。
27,8歳だったので勢いでできるのではないですか。
勢いですか、すごいですね。

その後インターネット広告を始められて、成果としてはどうでしたか?

良かったですね。インターネット広告はニーズがあって、営業すればするほど売れちゃう時期ではありました。

なので、インターネット広告で始めたのは良かったですね。

それからどのように事業を広げて行ったのですか?

インターネット広告で一気に売り上げをあげたのですが、インターネット広告は差別化ができないんですよ。
どこの会社でも同じものが同じ価格で売っているので、うちで買う必要がないのです。

そうすると違いは人材の能力だけで、その人が優秀かどうかにかかってきます。
その源泉は採用なのですが、採用力では勝てないと思いました。

なので、私たちからではないと買えないものなどを作らなければいけないと思い、2006年くらいからオンラインショップやサイトの制作の仕事や、この不動産の比較サイトなどいろいろな新規事業をやり始めました。
そして生き残って、順調に伸びたのが今の不動産メディアという感じですね。

不動産に特化

いろいろなジャンルのお仕事をされていたのですね。
今は不動産メディアに1番力を入れていらっしゃるのですか?
そうですね。不動産メディアの売り上げが伸びてきて、インターネット広告の売り上げが落ちたので逆転して、今は売り上げのほとんどが不動産メディアになっています。
そうなのですね。不動産メディアをやる上で意識されていることはありますか?
私たちは不動産を査定するサイトをしています。不動産を買うとか借りるとかは有名な不動産のサイトがかなりの売り上げをとっていて、すぐに追いつける感じではないので、私たちは彼らがやっていない、苦手としているカテゴリーを見つけてきてそこでトップを取ろうという方針でやっています。
会社を立ち上げられてから大変だったことはありますか?
会社でいうと最初の方はネット広告の売り上げが100%だったのですが、その売り上げが下がって行ったので、不動産のメディアを伸ばして、メインビジネスを切り替えることが必要でした。
それは時間もかかりましたし、大変でしたね。
メインビジネスの切り替えですか…。すごくご苦労されたのですね。
この仕事をしていく上でやりがいを感じる瞬間はありますか?
やりがいは求めていないですね。
会社をやる上では全体的には楽しいのですが、個別の仕事は問題解決の仕事ばかりです。
人材の採用や、大小関わらず日々の問題を解決することが仕事のテーマです。
やりがいを求めていないという意見ははじめてお伺いしました。
従業員の管理などは意識されていることはありますか?
管理はすごく大変ですよ。
何も管理しないで適当にやらせておくのは簡単だと思いますが、それでは業績は上がらないです。
たとえ優秀な人だけ集まっていても、2:8の法則で8割は管理しなければならなくなります。

また基本的に従業員には任された仕事は全て自分で出来るようになってほしいと思っています。
できないから人に頼むとかはダメですね。できるようになって初めて人に頼むじゃないといけないと考えています。

今後の展望

御社の強みはどういったところですか?
ビジネス的にでいうと、不動産の比較的ニッチな分野のメディアとしては当社が日本でNO.1です。
またこれから不動産テックの領域でもっと伸びていけると思うので、そういう事業拡大のポテンシャルは持っています。
日本一のカテゴリーがあるのはすごいですね!
会社環境でいうと強みはどこになりますか?
新しいことをどんどんやっていて、可能性を持っていることですかね。
あと私はあまり社長室にいることはなく、現場に近いところで業務しています。
先ほどポテンシャルがあると仰られていましたが、今後このように会社を伸ばしたいという展望はありますか?
不動産テックという範囲に事業領域をさらに広げたいですね。
当社も不動産テックの会社ではあるのですが、そこがまだ査定など領域が限定されているので、もっと広く不動産テックの領域に事業を広げていきたいです。
これからまだまだ事業が拡大されていくのですね。
それを達成するための行動はどういったものになっていきますか?
開発力ですね。サービスをどんどん開発して行く、もっとテクノロジーの会社になるというところですね。
なるほど、開発力ですか。
他の記事で1000人規模の会社を目指しているとお伺いしたのですが、どのように1000人規模を目指して行くご予定ですか?
1番は不動産の売却、査定カテゴリーで圧倒的トップを取るというところですね。
インターネットの世界だと1社総取りみたいなものがあるので、私たちに似た会社が均衡しているところを私たちが総取りできる状況になりたいです。

そのためには開発と営業力の強化、あとはマーケティングが大事になってくると思うので、それがバランスよく伸びて行くのが1番重要だと考えています。

学生や未来の起業家へメッセージ

最後に、学生や起業を目指す方にアドバイスをお願いします。
起業したいなら即実行することをお勧めします。
待っていてもベストなタイミングは一生来ないです。準備ができることもありません。
やると決めたらやればいいと思います。

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