確固たる覚悟と磨き上げた人間力で、お客様へ喜びを届ける 株式会社ajito 常岡 晋太郎 社長

今回は飲食店の経営やコンサルティングをされている株式会社ajitoの常岡社長にお話を伺いました。社会人としてのあり方についても熱く語っていただきました!
人物紹介:常岡晋太郎 社長
大阪府出身。大検で大学進学し、卒業後はCM制作会社に就職。その後飲食店の経営を目指し、2006年に株式会社ajito設立。現在、渋谷で自社直営店舗「貸切パーティー&レンタルスペース ajito wonderdining」「個室イタリアンダイニング ajito luxe」・銀座でプロデュース店舗「Standing Bar 333」を展開中。

 

人物紹介:山本
駆け出しのインタビュアー。見かけは落ち着いているが、内に熱いものを秘めている。好きな食べものはカルボナーラ。

起業に至るまでの道のり

起業されるまでの経緯を教えていただけますか?
もともと15.16歳の時は役者の勉強をしていました。
というのもエンドユーザー、対お客さんが近いのが好きだったんです。
大学時代はイベントをやるサークルに入っていたのでこれまたお客さんとの距離が近いところにいました。

その後新卒でCM制作会社に入りました。お客さんと直ではないですけど、民放でやるようなCMのPM(プロダクションマネージャー)をやっていました。
その観点からすると今やっていることは異業種とよく言われるんですけど、僕にとってはものすごくお客さんと近い距離で働ける職業という位置付けなんです。

根本に「エンドユーザーへの近さ」という共通項があるんですね。
起業されたきっかけはどのようなものだったんですか?
社会人になると学生の時と違い昔の仲間みんなでなかなか集まれなくなるんですよ。
そこでそれなら昔みたいに集まって飲める場所作りたいよねって話になったりするんですけど、結局みんなお互い忙しいし落ち着いてからできたらいいよねってなるんです。

だからこそ私はそれでは意味がなく、必要なものがあって、必要だというニーズがあって、そこに対してやるなら今やろうっていう感覚で始めました。

素晴らしい決断力と行動力ですね!
立ち上げる際に不安はなかったのですか?

不安はあったと思うんですけど、20代の早い段階で会社をやる場合は勢いと体力が勝るので(笑)あとは覚悟という面でお話すると、もともと僕は15歳の時に既に学校に行ってなくて、大検を取ってから大学に進学したんです。

一旦社会に放り出されているので、若い時から覚悟しなければならない環境にいたのかもしれないですね。
他とは違う環境にいたので、自分がやりたいことをやりきるっていう感覚しかなかったです。

ただそれは別に自己満足という事ではなくて、あくまで必要とされるものに対して僕が挑戦したい事をとにかくやりきればいいということです。
覚悟を決めるだけの自己分析をして決断すれば不安はなくなると思います。

CM制作会社勤務時代に何か得られたものや、それが今のお仕事に生かされていることってありますか?
職業柄特有なところはありますけど、忍耐力ですかね。
もともと自分は忍耐力はある方だと思っていたんですけど、常に予想外の事が起きるCM制作という仕事に対し経験が未熟な代わりにとにかく体力でカバーしていく20代というメリットを活かし向き合えた事で、おかげさまでさらに忍耐力がつきました。

また、仕事の基礎を学べました。
社会人としてお金を稼ぐことって簡単なことではないとわかりました。

大切なのは人間力

常岡さんの他の記事を拝見した際に、「人間力」について言及されていたのがとても印象的だったのでその点について詳しくお伺いしたいです。
例えば常岡さんはどのような人と働きたいですか?
世の中の人々がいろんな会社で働いていますけど、人間という一つのくくりの中では「人間力」は共通なことだと思っています。

人を採用する際に、何か奇抜なことをものすごくアピールしてほしいという訳ではないんですよね。
たとえ能力やスキルがゼロだったとしても人柄が良い人、スキルが100あるけれど人柄が悪い人の2択ならどう見たって前者の方が、仕事という面で考えたら最終的には良いはずなんですよ。
即戦力、とり急ぎっていう話ではなくて。

当然なことを当然のようにやれば良い。やるべきことはちゃんとやって、また次に繋げていく。その上で責任感や気遣い、心遣いを大事にしていく。そうすれば人間力って高まっていくと思います。

そういうことができる人が会社に来ればこそ、例えゼロの能力だとしてもその人は成長できると思います。
僕もそういう人間として模範になりたいって思っているので日々自分の中で、責任感、心遣いなどを意識しています。

飲食業という枠ではなくサービス業として捉えていきたい

今はどのような事業を展開されているのですか?
大まかに言うと飲食店の経営・運営と飲食店のコンサルティングですね。
現在経営・運営を一貫して行う直営店を渋谷に2店舗とコンサルティングとして関わっている店舗が銀座に1店舗あります。

ただコンサルティングと言っても銀座のお店は共同出資しているので、共同経営とも言えると思います。
共同経営はしていますけども、僕としては直営店の他に今後コンサルティングをやっていきたいです。

私なりに飲食店を始めるやり方は熟知していますし、サービス業としてのホスピタリティを伝えていけるという自負もあります。
13年間渋谷でやってきた経験を踏まえコンサルティング事業でサポートをしていきたいと思っています。

もちろん飲食の直営店をもっと良くしていき、直営店として運営している店舗も広げていきつつ、うちが持っているノウハウと僕なりの人間力を元にしたサービスとしての方針に関するコンサルティングでどんどんサポートをして、もっと飲食店の場を芯からクオリティを上げていきたいです。

サービス業のノウハウは飲食業以外にも広げていきたいですか?
飲食業以外に広げていきたいというかむしろそもそも考え方としては、どこでも通じる話しかしないですね。
僕は飲食にだけ特化した頭を持っている訳でもないので、カテゴリーに分けて考えることはないです。

基本的には僕は単純にいい男といい女になってほしいだけなんですよ。
そのほうがその人自身が誇りを持てるじゃないですか。

大半を仕事の時間に割くならプライベートに繋がる仕事の仕方をしようってよく言うんですね。
そうなる為には人間力を高めていけば仕事としても成長するし、他の全部に通じます。それらを追求していくことで真の人、真の社会人になれると思います。

磨いた人間力はどこでも使えますもんね。
使ってほしいですね。例えばうちを卒業して今独立している子でいえば、我の強い子でしたけど、そういうことに気づいてもらえたことが嬉しいです。
うちの会社がどんなに小さかろうが、僕の言っていることはどこでも必要なことなので。

奇抜なことをする必要はなく、当然なこと、基礎的なこと、それらを追求することが本当にその人の成長に繋がると思います。
人それぞれ知っていること、知らないことはありますけどそれは経験の差で、もともと人間が持っている本質的なところはみんな同じはずなんですよね。
だからそれをちゃんと自己分析して根本的に自分が何かを考えることが大事です。

自己分析はどのように行なっているのですか?
自分ってなんだったっけって。
自分がこれをやるって思った時にやらないのは筋が違うし。
それでやってきたことによって社員がいてくれるわけだし、それならやり続けることが当たり前だよねって感覚です。

癖としてやってきたこともありますね。自分と向き合っていかなければ、人に言えないですから。
向き合って自分をわかって、人ってこんな感じなんだってわかるから思いやりができる。

自分と向き合って問いかけることが大切です。
日常生活の中から自分の習慣を見て、普段何を考えている?何が嬉しい?何が嫌い?自分の癖は?って問いかければ良いと思います。

よく自己分析の本とかありますけど、そういったものを使うのではなく自身に問いかけるんですね!
そもそもあまりそういう本を読まないんです。
僕にとって自分が経験したことを確認する作業が読書なので。
この方向性で良いのね、みたいな。

覚悟を持って挑戦してほしい

最後に、将来の起業家に向けてメッセージをお願いします。
やりきる覚悟さえあれば、難しく考えることはないです。
自分と向き合って、好きなことの中から選択してやりきる覚悟があれば大丈夫です。
いわば自分との約束です。自分の中で納得して決断することが大切だと思います。こういうことがやりたくてだからこれを選ぶ、そういう環境に居たのは僕はたまたまメリットだったかもしれません。
ただ結局答えは全部自分の中にあるので、物事に対して難しく考えることはないです。
知識の準備より心の準備をしっかり行うことが大事だと思います。

経営していれば辛いと思う時が必ず来ますが、始めた時からの覚悟があるかないかで大きく違ってきます。
だからこそ、起業するタイミングもいつでもいいと思います。
例えば大学4年間は余裕を持って考えられる時間なので、有意義に過ごしてもいいと思います。
学校ありきじゃなくて学校が自分にとって必要かどうかを考えることです。

早くに起業すればいいわけではなく自分自身との対話の中で覚悟を持って挑戦しようと思えたタイミングこそが最良のタイミングだと思います。

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