世界の貧困を減らし働き方を変える。 株式会社ボーダレス・ジャパン 鈴木雅剛 代表取締役副社長

世界中に滞在している貧困、差別、環境問題といった社会課題を解決する為に、さまざまなソーシャルビジネスを創出しているボーダレス・ジャパン。世界に飛び出した背景とは・・・!?
人物紹介:鈴木雅剛 副社長
株式会社ボーダレス・ジャパンの代表取締役副社長。幼少期に山奥に置いていかれた過去がある。

 

人物紹介:谷川
起業家の話を聞くのが大好きな19歳。世界を回るために準備中だけど英語は話せない。
今日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします! 若いね。何歳なの?
19歳です!
学生のうちから働いてばっかりじゃ駄目だよ。

物の見方が狭くなっちゃうからいっぱい遊んだほうがいいよ。
色んな人と話して色んなことをやってみないとね!

なるほど。
じゃあ、これでインタビュー終わりでいいんだっけ?(笑)
ダメです!(笑)
もう少しお話聞かせてください!
はい(笑)

【思いのギャップから】

最初に、このボーダレス・ジャパンを設立した理由を教えてください。
そうですね。キッカケとしては代表取締役社長の田口との出会いですかね。
田口とは前職のミスミという会社の採用面接で出会ったんですよ。
たまたま席が隣で、その時は少し話した程度だったんですが、その後お互い無事内定を頂いて再会しました。

それからは一緒に行動する機会が増えていって、ある日仕事が終わっても家に帰らずファミレスで二人で語っていたんですよ。
彼は「世界の貧困を無くしたい」そして僕は「世界の働き方を変えたい」と。
「それなら一緒にやった方が早いね」となり、一緒にやろうぜがずっと今まで続いている感じです。

なるほど。
目指す社会が類似していた友人同士で始められた感じなんですね!
そうですね。
設立されてから今まで色んな事業をやられてきたと思うんですけど、その背景って何ですか?
僕らは会社を始めた時、売上の1%が社会問題解決の為に費やされる世の中になれば、もっと良い社会になるんじゃないかと思っていました。
言い換えると、ビジネスというものはツールでしかないと考えていたんですよ。

なので初めは社会問題とは全然関係のない事業を進め、その売上の1%をチャイルドスポンサーシップやワクチン購入などに充てていました。
その行為自体は悪いわけではないんですけど、頑張って働いている内容と社会を良くしたいというビジョンの部分がずれていたんですよね。

ずれていた?
そうです。簡単に言えば、「頑張って喜ばせる相手がずれていた」ということです。

これだと頑張り続けることに難があるんですよね。
「なんの為に働いているんだっけ?」って話になった時、世界の貧困問題とか社会問題を無くそうって言っているのに、目の前でやっていることは全然違うじゃないですか。

確かにそうですね。
これって変な話だなって違和感を持ち始めたんですよ。
だったら自分達が、社会問題を解決すること自体をビジネスと直結していこうってなって初めてできたのが「ボーダレスハウス」っていうシェアハウスだったんです。
シェアハウスと社会問題が繋がるんですか?
はい。僕らがやっていたシェアハウスは半分外国人、半分日本人という形式で運営していました。
日本に魅力を感じた外国人が増えていく一方、「外国人だから」という理由で家を借りられないという現実があったんですよね。
外国人の方が家を借りられないことって結構あるんですか?
あります。外国人だけではなくご年配の方なども借りられないことが多々あります。
僕らはそういった外国人に対する差別偏見の問題を、シェアハウスという形で解決しようと思ったんです。

それ以降は、自分達がやりたかった社会問題を解決できるビジネスを追求してきました。
ミャンマーの農家と契約してハーブティーの事業をやったり、バングラデシュの革製品のブランドを立ち上げたりと色々な事業を進めていきました。

なるほど。
そういった経緯があって色々な事業に取り組まれていたんですね!
はい。シェアハウス事業やハーブティーの事業などを進めていく中で、最初に感じていたギャップは感じなくなっていきました。
先程仰っていた、頑張って働いている内容と社会を良くしたいという思いのギャップですか?
そうです。
でも仮に人生80年って考えた時、1つの事業を進めるのに3年かかるとしたら、スピードが早くなったとしても20~30個の事業しかできないじゃないですか。
そうですね。
それで本当に社会が良くなっているかっていうと、まだまだ足りないと僕らは思っているんですよ。

だからどうしたらもっと多くの課題を解決できるかを考えていく中で、「僕らと同じ思いを持っている人達は世界中に沢山いるけれど、新しく事業を始めることはハードルが高くなかなか手を出しにくいという現状がある。だったらそういった思いを持っている人たちが安心して始められる環境を、もっと言うと、そういう社会システムが必要だな」っていう考えに至り、それに集中したのが今の起業家のためのプラットフォームになります。

なるほど。自分たちが実現したい社会を追求していった結果、プラットフォームという形で同じ思いを持った人たちをサポートするということに繋がったんですね!
そうですね!

真似されるソリューションを

鈴木さんが働いている中で大切にしていることってなんですか?
そうですね、社名にあるとおりボーダレス、既成概念とか常識に囚われないで常に新しいことを追求していくことですかね。

今の世の中の経済ルールって効率化とか大規模化とかに注視されているけれど、その中に入れなくて仲間はずれになった人達が社会課題という形で浮き彫りになっている。
そういう時に既存のルールでいくらやったってその人たちを幸せにすることって難しいじゃないですか。

だとすると、新しい社会を再構築する必要があるんですよね。
そういった考えを持った瞬間に、既存のルールではなく新しいルールを作っていかないといけない。
ビジネスで儲けるってとても大事だけれど、既存の仕組みに乗っかっていては一部の人のもので留まってしまう。だから新しい仕組みを作っていくことを大切にしています。

確かに。どうしてもビジネスって言われると一番最初にお金が来てしまいますよね…。
はい。勿論お金を稼ぐことは間違っていないし、むしろ大切なことだけれどもそれよりも環境であったり人の方が大切だと僕らは考えています。
なるほど。少し話がずれてしまうのですが、将来会社をこうしていきたいという展望はありますか?
正直、会社をどうこうしたいという考えはあまりありません。
僕自身思っていることは、先程の話の通りで、社会ソリューションをどれだけ作り上げていけるか、そしてどれだけ世の中に広められるか。
どれほどそれが真似されるかが大事だと思っています。

最終的には、沢山のソリューションでみんなが想いを持ってしっかり進んでいける社会を作っていきたいです。

学生や未来の起業家へメッセージ

最後に将来の起業家に向けて何かアドバイスなどお願いします!
そうですね。もし起業しようと思っているなら自分の「これやりたい!」っていう気持ち、いわゆるビジョンを自分に嘘をつかずに大切にしてほしいですね。
それと同時に、冷静になってそのビジョンを達成するためには自分にはどんな力が必要かを見極める必要があると思います。

だから1番最初に言ったように、もっと社会を見たほうがいいよってことに繋がるかな。
こういう社会だったらいいのに、もっとこういうコミュニティがあればいいのに、こういう繋がりがあればいいのにって。
これを考えていく中で初めて個人の自己顕示っていうのがあるから、そこを越えたものが見えてくる。これがあると起業はうまくいくと思います。

そして物事が上手くいかない理由って、実は全部自分の中に内在しているものだと思うんですよ。
「これうまくいかないな」「タイミング早いかな」とか。
その判断を下すのは全部自分なのでそういう自分をちゃんと見つめること「なんでそういう判断したんだっけ?」と。
自分を見つめられることで初めて社会ってこうあった方がいいよねってなると思います。

ちょっとやってみたいことがあれば「ちょっとやってみたら」だし、何かやってみたいだったら「何かやってみたら」だと思う。
学校もあるしバイトもあるし大丈夫かな?って思ったら「じゃあどうやったらできるか」っていう問いかけを必ず自分に持つこと。
AとBを共存できない理由なんて世界のどこにもない。

自分なりのやり方を見つけて、そこにチャレンジすることが大切だと思います。
それが起業に関わらず何か挑戦する上で大切だと思います!

自分に問いかけて常に解決のための問題を探し続けるってことですね!
本日はありがとうございました!

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