【2019年上半期】大型資金調達をした企業9選

こんにちは。TACHIAGE編集部です。

早いものでもう6月。関東では梅雨に入り、今年も半分が過ぎようとしています。

そこで!!
今年2019年1月〜5月の間に大型資金調達をした企業を調べ、その事業内容や今後の展開をまとめてみました。

 

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 (38.46億円を調達)

事業内容:波動工学、デジタルファブリケーション、人工知能技術を用いた空間開発事業。

空中で見えない力を発生させたり、ものを非接触で搬送したり、人によって違う音を届けたり、宇宙空間で物体の制御に利用したり、盲導犬や農業など広いアプリケーションエリアを持つ「音響場」を操る超音波フェーズドアレイ技術の開発、および指向性スピーカー「Pixie Dust」の開発。

筑波大学の准教授やメディアアーティストとしても活躍する落合陽一氏(代表取締役CEO)や、東京大学の大学院でバイオマテリアルを専攻した後アクセンチュアで活躍した村上泰一郎氏(代表取締役COO)を筆頭に、研究・ビジネスで実績を積んできた人材が集まる“大学発ベンチャー”です。

筑波大学とアライアンスを組んで特別共同研究事業を実施しており、今回の資金調達で、大学発技術の社会実装に向けた取り組みをより加速させていくそうです。

HP:https://pixiedusttech.com/

 

株式会社アストロスケールホールディングス (33億円を調達)

事業内容:宇宙機の安全航行の確保を目指し、スペースデブリ(宇宙ゴミ)除去サービスの開発に取り組む初の民間企業。

持続可能な宇宙利用の為、技術、ビジネスモデル、法規制といった複数の課題解決に取り組み、スペースデブリ除去・軌道上サービスの展開を目指されています。
日本以外にもイギリス、シンガポール、アメリカに拠点があります。

スペースデブリとは宇宙空間に漂っている役目を終えた衛星、ロケットの一部や金属片のことです。

アストロスケール社の昨年の発表によると宇宙空間には1cm以上のデブリだけでも約75万個が存在すると言われていて、これらが宇宙機の安全航行を脅かす存在として問題視されています。

将来の世代のため、長期の宇宙飛行の安全を確保するために、アストロスケール社は開発を進めています。

HP:https://astroscale.com/

 

株式会社ミラティブ (31億円を調達)

事業内容:スマホ1台でVTuberのように生配信ができる、ライブ配信プラットフォーム「Mirrativ(ミラティブ)」の運営。

昨年このMirrativ上で使えるアバター機能「エモモ」をリリースし、益々勢いに乗っています。
今回調達した資金を用いてマーケティングの強化や「エモモ」を中心としたアバターに関する機能の研究開発、新規事業の推進、グローバル展開などに取り組む計画のようです。

HP:https://www.mirrativ.co.jp/

 

TORANOTEC株式会社 (20億円を調達)

事業内容:資産運用とおつりで投資をする新たな資産形成アプリ「トラノコ」の開発・運営。

トラノコは、クレジットカードや電子マネーなどによる買い物の“おつり相当額”を用いて手軽に資産運用ができます。

TORANOTECの完全子会社、TORANOTEC投信投資顧問株式会社が提供しており、3つのファンドから1つを選ぶだけで、世界中の株式・債券等に5円から1円刻みで分散投資できます。

『貯蓄から投資へ』と言われている中、今まで投資を行ったことがない人でも気軽に始められる仕組みになっています。

今回、初期からの株主であったセブン銀行と資本提携を締結し、事業拡大を加速させていくようです。

HP:https://toranotec.com/

 

Chordia Therapeutics株式会社 (17.8億円を調達)

事業内容:合成致死性を利用した低分子抗がん剤の研究開発を行う創薬ベンチャー。

抗がん剤「CTX-712(開発コード)」の研究開発を筆頭に、複数の前臨床プロジェクトを進めています。

合成致死性: 2つの遺伝子が同時に抑制されたときに細胞死が起こる現象。がん原遺伝子と合成致死性を示す遺伝子を薬剤で抑制することができれば、がん細胞に選択的に細胞死誘導することができるため、高い効果や副作用の低減が期待される。

Therapeutics社は独自の in silico (計算化学およびBI) 技術と、豊富な経験に裏付けされた人間の判断力、双方を組み合わせることで、スピーディかつ高効率な化合物の創製にチャレンジされています。

HP:http://www.chordiatherapeutics.com/

 

エディジーン株式会社 (16億円を調達)

事業内容:ゲノム編集技術「CRISPR-Cas9」を用いた治療薬開発

ゲノム: 遺伝子(gene)と染色体(chromosome)から合成された言葉で、DNAのすべての遺伝情報のことです。

エディジーン社はCRISPR-Cas9を活用した技術を用い、ゲノム編集分野で先進的な取り組みを行われています。

ゲノム編集は遺伝子治療薬の探索等に利用されており、このCRISPR-Cas9は2015年のノーベル賞候補として注目された技術であり、従来のゲノム編集技術の精度上昇に貢献されています。

来年は富士フイルムとの共同研究で、新たな抗がん剤の臨床試験も予定されているようです。

 
 

株式会社TBM (15.5億円を調達)

事業内容:石灰石を原料とする紙とプラスチックの代替素材『LIMEX(ライメックス)』を開発。

日本においても自給率100%を超える資源であり、世界中にほぼ無尽蔵に存在する「石灰石」を使うことによって、石油に依存しない生産モデルが可能になります。

また、従来の普通紙のように製造に大量の水と木材を使用しないため、貴重な資源を守ることができます。
(地球上では10分間におよそ野球場と同じ広さの森林が伐採され続けていると言われています)

LIMEXは今、世界から注目されている技術です。今回の資金調達で生産量拡大のための新工場立ち上げ、事業展開を加速するためのマーケティングや人材採用及び研究開発や共同開発に対する積極的な投資を実施されていくそうです。

HP:https://tb-m.com/limex/

 

ナイル株式会社 (15億円を調達)

事業内容:SEO対策サービス「SEO HACKS」によるWEBソリューション、コンサルティングの提供や、ランキングとレビューから探せるiPhoneアプリ・iPadアプリ情報サイト「Appliv (アプリヴ)」の運営。 月額課金モデルのマイカー賃貸サービス「カルモ」の運営。 電子コミックストア「Applivマンガ」を運営。

2018年1月にリリースされた「カルモ」は月額定額料金でメーカー保証付きのディーラー新車に乗れる、個人向けのカーリースサービスです。

ローンで車を購入するのと、レンタカーやカーシェアリングで一時的に車を借りるサービスとの中間にあたる、車をある程度の長期にわたって「賃貸」するサービスであり、この「サブスクリプション」という新しい切り口が注目を集めています。

今回の資金調達で、カルモのマーケティング活動を強化するとともに、より自由な車選びを実現する「中古車版カルモ」のリリースに向けた人員体制の強化を推進されるそうです。

HP:https://nyle.co.jp/

 

atama plus株式会社(15億円を調達)

事業内容:AIを活用した中高生向けタブレット型教材「atama+(アタマプラス)」の開発・提供。

atama+は、生徒一人ひとりの学習状況をAIによって分析し、個々の専用レッスンを提供するサービスです。教材を解く生徒の理解度やミスの傾向、学習履歴、集中度などをリアルタイムで診断し、最短時間で目標を達成するための個別学習を提供します。また、つまずいた原因をAIが特定して、必要な箇所を必要な量だけ学習させることも特徴です。

「テクノロジーやAIを活用して基礎学力の習得にかかる時間を半分以下にして、余った時間を社会で生きる力の習得に充ててほしい」という想いの元、
今回の資金調達ではサービスの開発スピードをさらに加速させ、生徒一人ひとりの満足度を最大化できるプロダクトの強化や、学習塾各社へのサポート体制を強化されるそうです。

HP:https://www.atama.plus/

 

まとめ

いかがでしょうか?
まとめてみると、宇宙開発や新素材、AIなど、未来を見越した最先端企業へと活発に資金が流入している印象を受けました。

また、日本人の死亡原因の第1位でもあるがんの治療薬の研究が進められています。
昨年は本庶佑さんが、がん免疫治療薬の研究でノーベル医学賞を受賞されましたが、このまま研究が進み、がんは脅威ではなくなる日が来ることを願います。

 

参照データ:entrepedia – 日本最大級のスタートアップ動向
https://entrepedia.jp

By TACHIAGE

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