「社員が幸せな会社は儲かる」というビジネスモデルを確立させたい 株式会社SEASIDE 代表取締役COO 飯田 健史さん

〜関わる人全てが幸せになる会社を作る〜
「社員が幸せであれば会社が儲かるということを実現したい。事業内容はツールでしかない」とお話される、株式会社SEASIDEのCOO飯田さん。
社員の幸せを第一に考えているという、その経営方針とは!?

人物紹介:飯田健史 社長

成蹊大学卒業後、学習塾で講師をしながら経営に携わる。2007年に株式会社パソナへ転職。人材紹介部門において2年連続でトップセールスを記録し、部下の育成に尽力。その後、経営企画担当として数々の新規事業立案、推進に貢献した。2018年3月に同社を退職し独立。同年5月に株式会社SEASIDEへ参画。代表取締役COOに就任し、現在はHRTech事業の推進とバックオフィスの統括を行う。

 

人物紹介:大熊
TACHIAGEの起業家インタビュアー。シニアビジネスを作りたい20歳。
SEASIDEのインターンとしての仕事や経営者との交流などから日々ビジネスを勉強中。

 

スポーツに打ち込んだ学生時代を経て、塾業界へ

学生時代の飯田さんは何をされていましたか?
小学生から高校2年生ぐらいまではプロサッカー選手になりたいと思っていました。だけど僕よりも背の小さいJリーガーが誰もいないことに気がついて、諦めて(笑)

ただ、当時は「今を楽しむ」ようにしていました。
大学時代はアルティメットという新しいスポーツを始めて、とにかく日本一になりたいと思い、それを達成したのが大学4年の時です。

アルティメットとは⇒ バスケットボールとアメリカンフットボールを合わせた様な競技で、フライングディスク(いわゆるフリスビー)を用いた競技。


(出典:スポーツナビ  アルティメットは激しくダイナミックなプレーが魅力)

すごいですね!
就活をしていた時は、特にやりたいことが見つからなかったので、留年をしようと思っていたんです。大学の講義なんて出ていなかったし、アルティメットとアルバイトしかしていませんでしたから。

でもリクナビとかには一応登録はしていて、なんとなく眺めていたら見たことがある社長がいたので面白そうだなと思いエントリーしてみました。
その会社に内定をもらえたので入社を決めましたが、今思えば本当にやりたいことがあったわけではなく、周りに流されるままの就職でしたね。

入社してからは学習塾部門に配属になりました。
私立文系出身なのに理系の先生をやるように言われて、あれ、おかしいな?って困惑しました(笑)
でも3年間塾講師をやって、気づいたら最年少で塾長を任されるぐらいになりました。塾長をやりながら、16時から22時までずっとフルコマで授業にも入っていましたね。

いつ経営の業務をされていたのですか?
授業が終わってからです。
だから塾長時代は10時出社の、朝の4時まで働いていましたね。
そこから車で帰って寝るという生活を180日連勤でしていました。
180日連勤 ⁉︎ 聞いたことないですよ。
残業とかのレベルじゃないですよね!!
すごいベンチャーだったんです(笑)

自分の精一杯を伝える授業を通し、口コミで人気講師になる

文系なのに理系の講師を任されて、そこから最年少で塾長に駆け上がるまではどういったことをされていたのですか?
今の仕事にも通じるんですけど、「目の前にいる人に対して、自分が何を提供できるか」というところにずっとこだわっていました。

自分の精一杯を伝えよう」という思いがあったから、熱意を込めて子供達に接していて、気がついたら口コミで評判が広がってくれました。生徒が人を誘ってくれて、入塾者が増えていって、塾長時代は生徒数増加率トップ、退塾者0になりましたね。

素晴らしいですね!
その塾で実績も伸びている中で転職しようと思われたきっかけは何かあったのですか?
会社全体が赤字になってしまったのですが、それを社長が社員のせいにしたんです。それでパフォーマンスが悪い社員をリストラしたのですが、それは経営者の責任なのではないかと疑問を持ちました。

やっぱり人を大事にしたいから、ここではこれ以上はやっていけないと感じました。

人生で限られた業種のことしか知ることができないのはもったいない

それで次はパソナに転職されたのですよね。
そうです。自分の生徒の受験が終わって、そのあと実家で少し休んでから転職しました。

当時は自分が何をやりたいのかがわかっていなくて、いろんな業界を受けていたんです。こんな機会はもう二度とないと思っていろんな業界を調べて面接を受けて、5社内定が出ました。

その5社のオファーレターを見比べて考えた時に、今後転職をしたとしても一生のうちに3社か4社にしか勤めないだろうから、それが面白くないと感じたんですよね。

内定が出た5社の中でパソナキャリアという会社だけが人材紹介の会社でした。つまり、転職したい時にいろんな会社の求人を提供してくれる会社で、この会社に入ったら、いろんな会社の内情がわかると思いました。

数多くの会社を知ることができるというメリットと、当時のパソナキャリアが上場を目指していたので上場を経験してみたいという2点でパソナキャリアを選びました。

伝え方にこだわる営業でトップセールスになる

パソナに入って学ばれたことは何かありますか?
営業未経験のまま営業職として入社したので、たくさんありましたね。
営業とは何か、成果を出すとは何か。そういう基本的なことを学びました。

例えば求人票を作る時は、文章の書き方とか相手に何をどう伝えると応募してもらえるかというところにこだわりを持つのです。
だから「伝え方」については鍛えられました。

誰にどのメッセージを伝えたいか、伝えたい相手に対してどうメッセージを送るかというのは全ての基本です。

そこで出てきたのが、情報は受け手が100%という言葉。何かを伝えたい時って、自分が何を話そうとそれをどんな受け取り方をするかは100%相手に権利があるのですよ。
「バカだな」って言った時に、ふざけて言っているのか、本当にバカにされているのかを決めるのは、受け取り手に100%権利がある。

だから伝える側は、それをちゃんと考えて相手に伝えなさいというのが、飯田健史の哲学のうちのひとつに入りました。

商談とか恋人との会話もそうですけど、全ての相手に対してこれを意識した発信をすると洗練されていくし、自分が伝えたいことが相手に伝わるようになっていきますね。

事業を立ち上げるという志向はいつ頃から持っていたのですか?

人材業界に入ってトップセールスを2年連続で取ったのですが、その後は管理職になりました。管理職になってその年に新規事業にアサインされて、それが顧問サービスでした。

立ち上げて2年も経たないうちに兼務でもう1つの事業、経営支援のための特殊チームの設立をして、その後パソナキャリアの経営企画の立ち上げをやって、パソナのシェアオフィスの立ち上げもやりました。

そんなにいっぱいやっていたんですか!
2013年からの5年間で事業の立ち上げを4つ程経験しました。
その後は独立してフリーランスになりました。

フリーランスとしての活動とCEO長堀さんとの出会い


(CEO 長堀さん)

SEASIDEはなぜ選ばれたのですか?

長堀くんが、僕が立ち上げたパソナの経営者支援チームを担当してくれていたのですよ。それで仲良くなったというか、イケてる営業マンがいるなとは思っていました。

これからはフリーランスとしてやっていこうと思っていたのですが、独立したら長堀くんから連絡がきて。だからSEASIDEには最初はアドバイザーとして入りました。5~8月はアドバイザー、9月から取締役になって、11月から代表取締役COOになりました。
だからフリーランスとしてやっていたベンチャー企業の採用責任者の仕事は今でもまだやっています。

僕の個人事業のノウハウを言語化してSEASIDEのサービスに落とし込んだものが「SSS」。SEASIDEの採用コンサルティングサービスとなっています。もう今は社長だから、個人ではこれ以上仕事を受けられない。でも僕のノウハウはSEASIDEの事業になっていきます。

事業はツールでしかない!目標はすべての人が幸せな会社を作ること。

飯田さん自身がSEASIDEで成し遂げたいことはありますか?
SEASIDEにジョインした理由はただひとつで「関わる人全てが幸せになる会社を作る」ただこの1点だけなんです。

理想論だけど、1人の幸せの積み重ねが、組織としての幸せを作っていくと思っています。どうしても価値観が合わない時は、最大多数の最大幸福という考えを使う。

関わる人が本当に幸せになる会社を目指しているんですよ。自分の中には社員が幸せな会社は儲かるというビジネスモデルがあって、それを確立しようとしています。

事業内容はツールでしかないと思っていて、社員が幸せだったら会社が儲かるということを実現したいんです。だから僕はSEASIDEのCOOとしてジョインしています。

じゃあ飯田さんの仕事というか役目っていうのは、社員の働く環境作りをすることですか?
そうですね。それが僕の幸せにも繋がるので。
自己犠牲の上に成り立つ幸せというのは納得いかないので。
みんなが幸せな状態が自分も幸せだという想いが根本にあるから、それを目指したいです。

自分はどうなっても良いからお前は幸せになれっていうのは嫌ですよね。
みんなが楽しく仕事して、ちゃんと幸せな生活を送る環境を整えることを今やろうとしています。だからホラクラシー経営も勉強し始めていますね。

ホラクラシー経営とは⇒ 役職や肩書をなくして、上司や部下といった上下関係が存在しないフラットな組織体制を指します。社員全員が対等な立場で、全員で意思決定をしていく非階層型の経営手法です。

社員を幸せにするための貢献

そのビジネスモデルを成し遂げるために飯田さんの1番強みになるところってどういうところだと思いますか?

経営者として、経営の施策や決定事項を社員の幸せを基準として決めることができるところですね。

スタートアップベンチャーだけど仕事が多くて社員が疲弊して幸せじゃない状態になることは無い。そういう環境作りが自分にはできると思います。

みんなで楽しそうに喋ってる、あの雰囲気が幸せです。ランチの時間でも、ほんわかした空気がありますよね。それが幸せ。そういう幸せな雰囲気がなるべく長い時間継続するような空気作りはできます。
そこが強みとしては発揮できるかもしれないですね。

これからもっと人が増えていった時に、飯田さんみたいな役目ができる人が1人じゃ足りないのかなって思うのですが。
これはずっと社員には伝え続けます。
普通の経営って利益の追求が前提になってしまうので。SEASIDEは経営の前提を、社員が幸せであるところに置いているから、それがブレない限り社員が楽しく、活躍しながら、会社としては利益を上げ続けられる状態になると思います。

あとはその過程で黒字化するために、営業をどうすれば良いかっていうところのマネジメントやノウハウの提供はできます。トークスクリプトにはこのページで相手に何を伝えるかが書いてあるし、そういうところでは黒字化だとか社員が売りやすいような施策は提供できると思います。

この時に何を伝えれば良いかを全部言語化できるスキルが身についているってすごいことですよね。
とことんこだわってきましたからね。
自分の考えとしては、部下とか後輩にはHOW TOを全部伝える。自分がやって嫌だったことや非効率だったことは先に伝えてしまうのです。大事なのはやっぱりマインドだから。

目の前のお客さんに対して、今自分ができる精一杯を尽くしなさいっていう、その1点だけを部下にはコミットしてもらいたいと思っています。商談前の準備が徹底的に出来たかどうかとか。

目の前の相手に対して、今できる自分の100%を使う」というのは、自分のお客さんから受け入れてもらったらいつか腹落ちする時が来ると思いますね。

時間をかけるべきところにコミットすることが大切なのですね。
ありがとうございました。
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