日本人とカナダ人による共同経営 女性だからこそ出来る 女性起業家へのサポートとは Startup Lady Moekoさん、Ameeさん

人物紹介:Moekoさん
カナダ人のAmeeと共に女性起業家達にビデオインタビュー。モデルケースを他の人に知ってもらい、女性起業家達や若い人達へ役立てたい

 

人物紹介:Amee
外国人からの目線で日本を舞台にビジネスに挑む

 

人物紹介:かなにゃん
TACHIAGEの女性起業家専門ライター。その類いまれなる女子力で女性の立場を知り尽くし、普通の男性には思い浮かばない様々な悩みを引き出す。

 

二人の出逢いを知りたい

Startup Lady(スタートアップレディ)という企業は普段はどんなことをやってますか?

私たちは女性起業家をあらゆる面でトータルサポートをしています。基本的には教育をモットーとした学びや国際的なコミュニティを作る等のネットワークを提供しています。
私たちのスローガンに「Be the game changer」というのがあり、日本語で「自立した女性を作ろう」という想いで活動をしています。まだまだ発足したばかりで、右も左もわからずやってる状態ですので、今は勢いで突き進んでます。
今はAmeeと私で女性起業家さんたちにビデオインタビューをしています。その方たちのモデルケースをみなさんに知ってもらい、活動に役立ててもらおうというようなことをしています。
二人でやっていてよかったなー、強みだなーと感じるところはありますか?
Ameeは英語を、私は日本語を話せるのが最大の強みだと思っています。もちろん文化的な背景の違いはあるのですけど。Ameeが持ってる文化、私たち日本人の文化、これをうまく融合させて女性起業家の活動に役立ててもらう。
文化や考えの違う人たちが一つのところに集約されるって素敵だと思うんです。それが強みだと思いますし、一緒にやっててよかったなって思うところです。
Ameeさんと一緒にお仕事をしようってなったきっかけとは何ですか?

私が会社を立ててすぐの時に、Ameeと出会いました。「カナダ人で日本で起業しようと思ってるんだけど。法律、会計全部わからないんだけどどうしたらいいんだろう」と相談され、私にはそういう知識があったので「じゃあ、手伝ってあげるよ」と。
でも結局どうしたらいいか、日本人の視点からは手伝うのが難しかったんです。
外国人が起業するとなるとそれに対応したルールがあるし、その辺がすごい大変だってことに気づきました。
「世の女性起業家はそういうのを乗り越えてきてるんだ」って気づいて。
だったら私たちがそういう人を「世に広めていってあげよう」というところで一致して、女性起業家をサポートするという目標の一つとして、ビデオインタビューを活動としてやっていこうという話になりました。
お二人は一緒にお仕事するようになる前は、それぞれどのようなことをやられていたのですか
私は、「教育と国際化」をミッションとした会社を立てて、まずは国際化をなんとかしようと、企業や個人への海外進出支援をしていました。それと同時に人を繋げたり、教育するマッチングサイトを作りその事業も行っていました。
Moekoと知り合う前は、2年ほどグローバル企業でセールスをやっていました。2016年の夏に退職を決めて、IT業界での起業を決めました。数名のエンジニアと「アウルサム・リアリティ」という会社を設立し、企業向けのバーチャルリアリティプラットフォームを提供するサービスをメインの事業として活動していました。

「女性だから」という理由であきらめないで

今女性の起業家の人たちを何人もサポートされてきて、「女性ならでは」とか、「女性だからこそ大変だった」なんて所はありますか?
今の時点だと皆さんすごい勢いがありますし、女性ならではっていうところだと「子育て」や「旦那さんの理解」というところが、女性はなかなかサポートが得られないことがあると仰っていました。そういったところを乗り越えて、ご自身でビジネスを経営している方をインタビューしました。
女性ならではの苦労や障害を全て乗り換えた上で、しっかりビジネスとして成り立ってるのが素晴らしいと思いますし。女性ならではの苦労は男性から見たら特殊だと思うんですね。
そういうところをうまくバランスを取りながら前進している女性たちを見ていると、「できないことはないんだな」を若い起業家の方たちや、これから起業したいと思っているキャリアのある女性にもお伝えできるかなと思います。
男性だったら普通にやってることを女性であるがために、違う角度で理解されてしまったりとか、旦那さんからの理解を得られなくて困るとか。ご自身や身近でそういった経験があったのでしょうか?

今の日本の環境だと、女性起業家にとっては特に厳しいことが多いです。日本の女性は家事や育児を優先することが求められていることが多く、結婚して子供がいる女性の場合は配偶者の理解や家族のサポートが無いとなかなか起業できません。周りの理解が得られずに起業家としての夢や目標も諦めてしまうケースも少なくありません。
また、もう一つの課題は情報収集だと思います。周りの友達に起業家がいない人は、どこからどうやって始めたらいいのかわからなくて困っている人がとても多いんですよね。
過去にインタビューした方の中に、二児の母で起業家の女性がいるんですけど、起業した当時は旦那さんに隠して活動されていたそうです。活動によってどんどん帰りも遅くなり、家事も疎かになって、家庭に影響が出てしまったため、ついに起業したことを旦那さんに打ち明けたそうです。
彼女の場合は旦那さんの理解を得ることができて、全面的にサポートしてくれているので、後悔はしていないと言っていました。子供達も「夢を諦めない強いお母さん」として憧れてくれているので、やってよかったな、と思っているそうです。

サポート体制として起業の関しての情報を一緒に提供していくことで、その人たちが自分らしいライフスタイルや生き方の支援をしていくのをこれからも続けていくってことですよね。
私たちが思っているのは、「女性だから」という理由で諦めて欲しくないので。それを理由にした諦めって逃げだと思うんです。そこの諦めを少しでも解消するようなサポートをしていければなーと思っています。
それを外国人視点、日本人視点両方で見れるというのは私たちしかできないことなので。日英で発信していきます。
Ameeのカナダの仲間たちにもサポートが広がったりするといいですよね。
そうなると思います。カナダやアメリカは女性をサポートするコミュニティなどが日本よりもたくさんあるので、この事業をグローバルに展開した時に、様々な企業とのパートナーシップや提携が期待できると思います。
ちなみにカナダやアメリカの時に感じたことと、日本とで取り巻く環境って結構違うんですか?

スタートアップ企業を取り巻く環境は、全然違いますよ。日本に来る直前までサンフランシスコにいたのですが、サンフランシスコにはスタートアップ企業が沢山あり、環境も非常に協力的。起業家はとても尊重されているし。そこから日本に来てまず最初に思ったのは、環境やサポート体制に関しては、日本がサンフランシスコより、少なくとも3年は遅れていると感じました。
僕も10年前にサンフランシスコにいて、その時女性起業家たちをサポートしようみたいな空気が微妙に始まりつつあって、ようやく10年経ってこうして日本にもきた、って考えると、3年どころかもっと幅はあるのかもしれないなと感じますね。

日本人&外国人タッグのメリットとは

女性二人での共同経営で、さらに日本人と外国人というケースはレアだと思いますが、お二人はこの組み合わせについてどうお考えですか?
二人の背景や文化、言語が違うので、その観点から、お互いにビジネスの観点が異なることがあります。もちろん良い意味で。

Ameeは、外国のビジネスの観点から物事を話しますし、私は日本のビジネスのやり方で物事を話します。日本と海外両方をうまく組み合わせることで、絶妙な日本人にも外国人にもフレンドリーで効率のいい方法を提供できています。
また、ビジネスをやっている人ならわかると思いますが、ビジネスはネットワークや信頼がかなり重要です。それらを、別の国の視点からやり方など一番いいものを取って当てはめることができることが一番のメリットだと思います。
ぶっちゃけ、事業を真剣に考えていると意見がぶつかって喧嘩などしませんか?
もちろん、そういったことはあります。外国人がパートナーである以上それは避けて通れないですが、Ameeとは目的が一緒なので、そこに向かっていくというお互いの認識は変わりません。なので、意見がぶつかる時は、いい意味でお互いやり方を模索しているということです。
外国の人とビジネスを進める時に、一番重要なことは、違う文化の二人がお互いに他者の意見を尊重し、きちんと聞く姿勢だと思います。
ビジネスパートナーとして、男性の方が良かった、もしくは同じ国籍の人の方が良かったと思ったことはありませんか?
二人ともないですね。私たちの周りには、外国人と男性だらけです(笑)なので、パートナーとしてどうしても男性が、とか同じ国籍がいい、といったことは思いません。価値が同じで、ビジネスについての本質的な考え方が合っていてい、向かっている目的が同じである事の方が重要だと思います。

今は主に日本の方たちが多いのかもしれないですが、海外の人もこれからどんどん増えていくイメージですか?
そうですね、日本に来る外国人はみんな、言葉の壁に悩まされていると思います。言葉がネックになってあまり就職のチャンスがもらえなかったり。また年々「起業したい」と感じている外国人も増えているように思います。外国人コミュニティ内でも起業がトレンドになっています。

今後の願望について

Startup Lady、あるいはお二人のどちらかが今後、目指すこと、行いたいことはなんですか?
私は、常に人が集まる場所、教育ができる場所を創りたいと思ってきました。
Startup Ladyはその考えが全て詰まっているという事もあり、社会に対して私が目指す事で行っていきたい事です。自身のライフスタイルとしては、私は休暇などを取るのもいいですが、この仕事をやっている時すごく生きがいを感じています。なので、ライフスタイルに仕事が自然に組み込まれていて、今すごくバランスが取れている状態ですね。
私は、企業などの重要な意思決定の場で女性が活躍し、大きな役割を果たすのが当たり前な環境で育ってきました。日本でも同じように、女性がより活躍できる場が増えることを願っています。徐々にそうなりつつある中で、私はそんな女性たちをサポートできる体制を整えたいと思います。
今仕掛けていること、近い将来やる前提で準備を進めていることなどがあればお伺いできますか。

今やっているインタビュー映像を届けるだけじゃなく、まだ働いていない女性たちにも起業に向けてのトータルサポートをしていく構想を練っているところです。
これから起業をする方や会社を経営する方に対してアドバイスがあればお願いします。
そうですね、人生は選択の連続なのです。今置かれている状況も人のせいではなく、自分の選択の結果なのです。全ての自分の置かれている状況は自分の選択の結果でしかないのです。自分の中で正しいと思う選択をしたことで、自分の道を切り開くんです。

強い意志を持って取り組んで行くと、切り開かなくたって、同じ意志を持った仲間が集まってくるんです。それで結果的に出来ちゃうんですよ。

私の場合は、Ameeが現れたり、みんなが支えになってくれて、私のたりないものを補ってくれて、私が補ったり、私一人が出来なくたって、できるんです。

もし、やりたいことがわからずに悩んでしまっても、それでいいんです。しっかりと悩んで、この先起こりうる様々な事と向き合って、あなたの持つ情熱や夢を信じて進んでいけばいいんです。人生はずっと勉強です。勉強をすれば必ず達成できます。だから、「私はエンジニアじゃないし」や「私は営業に向いていないし」などと諦めるのではなく、できるようになるまで勉強していれば、いつかその道のプロになれます。

今日はどうもありがとうございました!最後に、もしよければ僕とこのあとお好み焼きを食べてくれますか?
今日はちょっと予定が・・

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